房総通リズム春の観光特集2024

華やか一行、小江戸巡る ひな人形姿で水上パレード 香取・佐原の小野川

ひな人形の衣装をまとった参加者が舟に乗って巡る「さわら雛舟(ひなぶね)春祭り」。川岸には観光客が詰め掛けた=2日、香取市
ひな人形の衣装をまとった参加者が舟に乗って巡る「さわら雛舟(ひなぶね)春祭り」。川岸には観光客が詰め掛けた=2日、香取市
観光客の声援に手を振る参加者=2日、香取市
観光客の声援に手を振る参加者=2日、香取市

 桃の節句の3月3日を前に、歴史的建造物が立ち並ぶ香取市佐原の小野川で2日、色鮮やかな十二単(ひとえ)などひな人形の衣装をまとった参加者が舟に乗ってパレードする「さわら雛舟(ひなぶね)春祭り」が開かれた。華やかなおひなさまとお内裏さま一行を一目見ようと、川岸や橋の上に多くの観光客が詰め掛け、春のひとときを楽しんでいた。

 小野川周辺にある商家などの女性グループ「佐原おかみさん会」(平塚智子会長)によると、パレードは町並みを散策しながら、ひな人形が楽しめるイベント「さわら雛めぐり」(24日まで)の一環。

 事前に参加者を募り、選考で決定。一行は7段飾りの雛飾りに見立てた7隻の舟に乗り込み、香取神宮の楽人が演奏する雅楽とともに、午前11時と午後2時の2回にわたって江戸情緒が残る佐原の町並みを巡った。

 おひなさまを務めたのは東京都から参加した歌手の村咲るなさん、お内裏さまは香取市の会社員、菅野晟太さん(23)。4回目の応募で念願の主役をつかんだ村咲さんは「皆さんの温かい声かけや手を振る姿が印象に残った」と笑顔。知人の紹介で申し込んだ菅野さんは「地域に愛されているイベントに参加し、貴重な経験ができた」と喜んだ。

 さわら雛めぐりは、各商家で大切にされている江戸・明治期の古びななどを紹介している。展示場所は、協力店に掲げられた桃色の「まねき布」が目印。伊能忠敬記念館では17日まで伊能家に伝わるひな人形を紹介する企画展を開催している。


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