房総通リズム春の観光特集2024

ウエルシアが移動販売車 佐倉市、高齢者の買い物支援 千葉県内自治体初、平日31カ所に 公共料金の支払いも

移動販売車「うえたん号」の出発式に合わせウエルシア薬局担当者から説明を受ける西田市長=1日、佐倉市役所1号館正面玄関前
移動販売車「うえたん号」の出発式に合わせウエルシア薬局担当者から説明を受ける西田市長=1日、佐倉市役所1号館正面玄関前

 ドラッグストアを全国展開している「ウエルシア薬局」(東京都千代田区)は1日、高齢者の買い物支援を目的に佐倉市内でトラックによる移動販売事業を開始した。地域福祉の推進へ同市と1月に締結した連携協定に基づく取り組みの一環で、同社が千葉県内自治体で移動販売に乗り出すのは初めて。車両は平日週5日に自治会館など31カ所(1カ所につき週1便)を巡り、食料品や日用品、事前に注文を受けた薬を販売する。

 地区別の販売場所は、志津北部=1カ所▽志津南部=3カ所▽臼井千代田=7カ所▽佐倉=8カ所▽南部=12カ所-で、スーパーやコンビニが少なく、バス等の移動手段も比較的乏しい地域を重点的に運行する。商品価格は店舗と同様で、ポイントの付与や公共料金等の支払いも可能という。

 車両は左右側面に陳列棚を設置。背面にはモニターを搭載し、商品の検索・一覧に加え、薬剤師らからオンラインで服薬指導や健康・栄養相談を受けられる。

 同日朝に市役所で運行車両「うえたん号」の出発式があり、西田三十五市長は「佐倉は高齢者が多く、免許を返納し(気軽に)買い物に行けないこともある。(移動販売に)大きな期待を持っている」などと感謝した。同社首都圏支社千葉営業統括部の野田紗世部長は「市とタッグを組んで県内初の事業をしっかり成功させたい」と意気込んだ。

 市高齢者福祉課などによると、同社とは(1)高齢者等の生活支援や見守り(2)市民の健康増進や介護予防(3)地域福祉の推進やコミュニティーの活性化-のため1月に協定を締結。具体的な取り組みでは移動販売のほか、高齢者の異変等に気付いた際の市への報告や健康教室の開催も想定されている。

 販売場所の追加や変更は順次実施。販売日時等の事業の詳細は市ホームページで。問い合わせは同課(電話)043(484)6343。


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