長野県内から譲り受け 丸型ポスト“現役復帰” 地名にちなみ白ポストも計画 白井の郵便局長ら

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長野県飯田市から移設され“復活”したポスト=白井市文化センター
長野県飯田市から移設され“復活”したポスト=白井市文化センター
移設を控え、保管中の丸型ポストを紹介する若林局長。「白井」にちなんだ白いポストも=白井市の白井郵便局
移設を控え、保管中の丸型ポストを紹介する若林局長。「白井」にちなんだ白いポストも=白井市の白井郵便局

 昭和の懐かしさ漂う赤い「丸型郵便ポスト」が白井市文化センター(同市復)の敷地内に登場、市内初の“現役復帰”を果たした。丸型ポストの再生に取り組む白井郵便局長の若林正浩さん(53)らが、長野県飯田市で保管されていたポストを譲り受けて移設。地域活性化の一助に-と、「白井」の名にちなんだ「白い」ポストの設置も計画しており、同郵便局では修復中の丸型ポストたちが出番を待っている。

 同郵便局などによると、赤い丸型のポストは1901年に考案された。投かん口の改良などを経て親しまれてきたが、69年に製造中止。大量の郵便物に対応できる角型ポストに置き換わっていった。現役で活躍する丸型ポストは現在、全国で約5千本。

 設置されたポストは戦後登場した「郵便差出箱1号(丸型)」で52年製造。長らく飯田市の雑貨店前で使用されてきたが、2年前に店主の仁村真一さんが88歳で亡くなり間もなく閉店。ポストは2012年5月に撤去され、地元郵便局で保管されていた。

 一方、4月に白井郵便局へ赴任した若林さんは前任地の銚子市で丸型ポストの再生に取り組み始めた。異動前の3月には、「白亜の灯台」で知られる同市の犬吠埼灯台前に全国初の白色のポストを設置し、話題を呼んだ。

 白井市内で丸型ポストが復帰したのは今回が初めて。今後も修復したポストを市内に設置していく計画で、「白井」の地名にちなんだ第二の「白い」ポスト、「POST」ではなく「LETTER」と書かれた珍品などが“出番待ち”。若林さんは「地域のシンボルとして愛され、手紙文化の振興につながったら」と期待している。