「案分知らず」また返還 機器私的使用分も請求 政務調査費で首相弟船橋市議

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 野田佳彦首相の実弟である野田剛彦船橋市議の政務調査費返還問題で、追加で約35万円の返還を求める住民監査請求が市監査委員に出されたことを受け、野田市議が監査結果を待たずに自主的に全額返還していたことが22日、分かった。

 市議会事務局によると、野田市議は19日、監査請求で問題視された2010、11年度中購入の一眼レフカメラ代やビデオカメラ代など約35万円の他に、パソコン代など約12万円も自主的に返還した。取材に対し野田市議は「監査請求を受けてミスに気付いた。私的にも使うデジタル機器の購入費を全額(政調費で)請求していた。案分(私的使用分と政務調査分を区別して購入費の一部を請求すること)すべきだと知らなかった」などと説明した。

 今月1日に監査請求を行った市内の会社員、石塚雄信さん(44)は「(政調費を)返したということは不正を認めたということ。議員が案分を知らないでは通らない」と語った。市監査委員事務局によると、返還を受けて監査請求は棄却される見込み。