団地再生の活動1冊に 住民協力、10年間を紹介 美浜区のNPOが出版

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執筆を担当した「ちば地域再生リサーチ」のメンバー=千葉市美浜区

 海浜ニュータウン(千葉市美浜区)の団地再生に取り組むNPO法人「ちば地域再生リサーチ」(CR3)が、これまでの活動をまとめた「市民コミュニティ・ビジネスの現場建て替えない団地再生のマネジメント」を出版した。住民と協力して取り組んできた団地のリフォームや高齢者の買い物支援、商店街の活性化サポートなど約10年にわたる活動を紹介している。

 公共住宅関係の研究をしていた千葉大学工学部の教員や学生が中心となり、2003年8月にCR3を設立。現在の会員は15人で、美浜区高洲地区の「高洲第一ショッピングセンター」内の事務所を拠点に高洲と高浜地区を中心に活動している。

 埋め立てで誕生した海浜ニュータウンは公共賃貸住宅や民間マンション、一戸建て住宅などがある複合団地。1970年代から本格的に入居が始まり現在は約11万人が暮らす。入居開始時に30~50代の世帯が多かったことから、住民の高齢化が進んでいる。

 今回の著書は千葉大学名誉教授でCR3の服部岑生理事長(71)と同大学助教、鈴木雅之事務局長(45)、常勤スタッフ3人が執筆。市民主体で非営利的な「市民事業」と対価サービスを必要とする「コミュニティー・ビジネス」を有機的に結合させてサービスを提供する市民コミュニティー・ビジネスの手法を使い、地域再生に取り組んだ活動を紹介している。

 高齢化の進展や増える空き家など海浜ニュータウンの現状を説明。国の方針変更を受け、団地のリフォームに重点を置いてからの具体的な施工方法や地域経済の活性化サポート、地域の芸術家を支援する取り組みなどを記している。

 著書に関する問い合わせは彰国社、電話03(3359)3234。