戸建ての液状化対策 メーカーが工法公開 浦安、既存住宅へ応用も

 住宅メーカーの住友林業は1日、同社などが開発中の戸建て住宅向け液状化対策工法について、実証実験を進めている浦安市の市運動公園内で報道陣向けの説明会を開いた。同社は2013年度に同工法を取り入れた新築住宅の販売を始め、既存住宅への応用も視野に入れて来年3月まで同公園で実験を行う方針。

 同社によると、戸建て住宅向けの液状化対策工法は従来確立されていなかったが、浦安市内が東日本大震災で大きな液状化被害を受けたことから同社でも開発を本格化。同公園内では浦安市の公募により同社を含む9団体が対策工法の開発に向けた実証実験を進めている。

 マンションなどの大型建造物と比べ、戸建て住宅では低コスト化などが課題となっている。同社が開発中の工法は、住宅下の液状化しやすい地層を厚さ2・3ミリ、高さ数メートルの薄い鋼矢板で覆い、土砂の移動による住宅の傾きを防ぐ仕組み。コストは建坪18坪程度の住宅の場合、200万円程度を想定している。矢板を軽量化することで、小型重機での埋め込みが可能になり低コスト化が図れる。


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