市議会非難し支援訴え 赤字補填否決受け声明 銚子市立病院

市立病院への赤字補填の必要性を訴える白浜龍興・理事長兼病院長=2日、銚子市立病院
市立病院への赤字補填の必要性を訴える白浜龍興・理事長兼病院長=2日、銚子市立病院

 10月の銚子市臨時議会で市立病院の赤字を補填(ほてん)する病院事業会計補正予算案が否決されたことを受け、病院を運営する銚子市立病院再生機構の白浜龍興理事長(72)らが2日会見し、市議会を非難し病院への理解と支援を訴える声明を発表した。

 野平匡邦市長は、病院の声明発表後に議案を原案執行するとしており、5日に3億1268万円の赤字補填が予算執行される見込み。

 病院側の声明は、市民への報告文のかたちを取り「病院を政争のネタにする市議会の対応にあきれてものが言えない」などと、赤字補填に反対した議員名を列挙して痛烈に非難。「市民の健康を守るため質の高い医療を提供し続ける」とし、市民に病院への理解と支援を求めた。

 白浜理事長は市議会に対し「病院をやめていいと言われているようなもの。議会からの要請にはそれなりに対応してきた。議会はお金のことばかりで、銚子の医療をどうするのかが議論されていない」と批判。病院側は、公立病院の赤字はいまの医療制度に問題があるとし、市議らとの公開討論を検討するとしている。


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