房総通リズム春の観光特集2024

「舞姫」を執筆した家 森鷗外(3) 中谷順子 【房総の作家】

『舞姫』を執筆した森鷗外の下谷上野花園町の旧邸。上野の「水月ホテル」の庭に「鷗外荘」として、長い間残されていたが、水月ホテルが廃業したため現在は保存のための寄付を募っている
『舞姫』を執筆した森鷗外の下谷上野花園町の旧邸。上野の「水月ホテル」の庭に「鷗外荘」として、長い間残されていたが、水月ホテルが廃業したため現在は保存のための寄付を募っている

 明治17年8月24日、森鷗外は衛生学を学ぶため、ドイツ留学の命をうけ、横浜港を出帆。「石炭をば早や積み果てつ…」で始まる鷗外の有名な小説『舞姫』の冒頭は、ベルリン行きの、この時の出航から始まっている。

 22歳。漢文体の日記「航西日記」を ・・・

【残り 1064文字】



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