「ゆるヒーロー」急成長中 人気浸透、イベント事業好調 千葉テレビ「キャプテン☆C」

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「キャプテン☆C」のイベントでダンスを楽しむ出演者や来場客ら。自作衣装で「コスプレ」した子供も集まる=千葉市美浜区の幕張メッセ
「キャプテン☆C」のイベントでダンスを楽しむ出演者や来場客ら。自作衣装で「コスプレ」した子供も集まる=千葉市美浜区の幕張メッセ

 千葉テレビ放送(千葉市)が制作したご当地ヒーロー「キャプテン☆C」の人気が急上昇中だ。商業施設などで開催するイベントには数百人から数千人が来場し、会場が一体となって踊りを楽しむ。ヒーロー物といえば基本的に「カッコよさ」が売りだが、キャプテン☆Cが目指すのは、ゆるキャラとヒーローの間の「ゆるヒーロー」。その独特さが受けているようだ。

 8月24日、千葉市の幕張メッセで開かれた「DIYホームセンターショウ」の特設ステージにキャプテン☆Cと悪役のダスターD、エミお姉さんの3人が登場した。ヒーロー物らしく格闘シーンもあるが、動きはどこかコミカルで、時事ネタを交えたりと掛け合いはコントのよう。後半は「ロックン☆チュバ」などの軽快な曲に合わせてみんなでダンス。1日3回のショーに計約千人が集まった。

 テレビでは夕方の番組「チュバチュバワンダーランド」でほぼ毎日放映している。前半は「ポイ捨てはダメ」「物を大切に」など道徳的なテーマの特撮ドラマ。後半はモラージュ柏(柏市)などの商業施設、住宅展示場などで開催したイベントの様子を流す。

 事業は2009年7月に始まった。当初はイベントに100人を呼ぶのも苦労したが、徐々に人気が浸透。今年に入り、数百人から千人が毎回集まるようになり、入場制限をすることも。5月の連休にアリオ蘇我(千葉市)で行ったイベントには、最高記録の2千人が来場した。

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 「ここまで人気が出るとは」。当初から事業に関わる同社業務企画推進室の榊原忍部長は感慨深げだ。地上デジタル放送開始に合わせて企業イメージ向上を図るため創設された社内委員会で、キャプテン☆Cは生まれた。メンバーは女性社員ばかり。「女性の感性が生き、面白い企画が生まれた」と榊原部長は言う。