芸術祭で街おこし 能とオペラ10月に協演 プロ芸術家や住民ら出演 いすみ鉄道

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いすみ鉄道を走るムーミン列車
いすみ鉄道を走るムーミン列車
イベントの演じられる古典的な能楽の演目「高砂」
イベントの演じられる古典的な能楽の演目「高砂」

 第三セクターのいすみ鉄道(大多喜町)は、地域活性化につなげようと「芸術祭」事業に乗り出す。同鉄道の前身となった夷隅人車軌道の開業100周年記念として10月6日、大原文化センター(いすみ市)で「能楽とオペラの協演in夷隅」を開催。地域住民が本物の芸術に触れる機会をつくるとともに、全国から観客を呼び寄せる。鳥塚亮社長は「夷隅地域から全国に発信する画期的なイベント。恒例行事にしていきたい」とし、定期開催を目指す。

 佐倉市在住の著名な能楽師、シテ方観世流の九世橋岡久太郎氏と、オペラ歌手の村上敏明氏が出演する。事前に指導を受け、地元高校生が能楽で共演。地元のコーラスグループも参加する。独演、市民との共演のほか、プログラムの最後には異分野の2人がコラボレーションする珍しい演目を披露するという。

 入場は無料。その代わり、特別仕様のいすみ鉄道1日フリー乗車券(大人千円、子供500円)の購入を入場条件とし、運営費に充てる。約700人の動員を目指している。フリー乗車券はいつでも使え、乗客数増にも寄与。遠方から訪れる人に、同鉄道の魅力を知ってもらう機会にしようとも考えている。

 いすみ鉄道は、能楽に出たい地元の高校生、オペラに出演希望のコーラス隊(子供から大人まで)を募集している。25日まで。連絡は実行委員会、電話090(8688)1904。