稲毛駅前、民間開発後押し JT売却の6ヘクタール対象 容積率緩和など検討 千葉市

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JTが売却する跡地=千葉市稲毛区小仲台
JTが売却する跡地=千葉市稲毛区小仲台

 日本たばこ産業(JT)がJR総武線稲毛駅東口の所有地約6・3ヘクタールを入札で売却することになり、千葉市は条件を満たした開発計画を進める企業を後押しすることを決めた。総武線の快速停車駅の至近で大規模な土地売却は珍しいとあって、複数の企業が入札参加へと動いており、市も「街の活性化に活用できる」と注目。道路や商業施設などの整備に取り組む企業には、地区の容積率を高めるなどの支援策を検討している。

 売却地はイオン稲毛店や高層マンション「プラウドタワー稲毛」に近い、総武線沿いの同市稲毛区小仲台にある。1966年に葉たばこ加工工場が操業を始め、89年に廃止された。その後、倉庫や社宅として2006年まで活用され、今は建物の一部がスポーツジムなどに賃貸されている。

 JTは市に購入を打診し、市も関心を示したが、厳しい財政事情から断念。ただ、「街づくりの観点から重要な土地」(市都市計画課)として、街の活性化につながる土地利用の場合は開発を支援する姿勢を打ち出した。

 土地は第2種住居地域で、容積率が200%にとどまっており、今後20メートルの高さ制限も設けられる見通しにある。ただ、市はこの土地に交通渋滞緩和や商業施設整備などの条件を設けて、貢献度に応じて容積率や高さ制限の緩和を検討する。