「原点」の街づくり開花 「千葉市あすみが丘」開発30年 金指潔東急不動産社長に聞く

インタビューに答える金指社長=東京都渋谷区の東急不動産本社
インタビューに答える金指社長=東京都渋谷区の東急不動産本社

 土気南土地区画整理事業組合(千葉市緑区)の設立認可に端を発した同区あすみが丘・あすみが丘東ニュータウン(計約400ヘクタール、計画人口3万7千人)の街づくりが、今年で30年目を迎える。開発事業を手掛けてきた東急不動産の金指潔社長(66)が千葉日報社のインタビューに応じ、同地区開発の歩みや今後の事業展開などについて語った。

 -あすみが丘開発事業が30年目を迎える。

 「当社の全ての仕事の原点は街づくり。田園調布の街づくりから出発したが、大きく花を広げることができたのがあすみが丘の開発だった。安心・安全や緑・環境に配慮し、人々が豊かな生活が送れるあれだけ大きな街を作ることができた」

 「現在進めている東京・表参道の商業施設事業でも、低層の建物としたり、屋上緑化を採用している。環境への配慮や地域との共生の重視はあすみが丘で培ってきた姿勢。千葉で育ってきた会社、という思いがある」

 -事業の歩みを振り返るとどうか。

 「景気のいい時期もあったし、バブル経済崩壊でどん底に落ちたときもあった。その後盛り返してきても、リーマン・ショックが起きた。景気変動の影響を受けて大変な思いをしたが、地権者と一緒に乗り越えてきた。地域を良くしたい地元の人の思いと企業のニーズが合ったときに、初めて仕事がうまくいくのかなと思う」

 -現在のあすみが丘の状況は。

 「あすみが丘は1986年から住宅を販売し、今は一通り分譲が終わった。一方、2002年から販売開始したあすみが丘東は現在も分譲中で、年間50~60戸のペースで売っている。今後、供給できるボリュームは600戸強に上る」


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