パクチー香るしょうゆ誕生 山武・大高醤油が開発 万能調味料、CFで先行販売

大高醤油が新発売する「パクチーしょうゆ」と原料の新鮮なパクチー(大高醤油提供)
大高醤油が新発売する「パクチーしょうゆ」と原料の新鮮なパクチー(大高醤油提供)
肉やサラダなど、使い方は自分次第で何にでも(大高醤油提供)
肉やサラダなど、使い方は自分次第で何にでも(大高醤油提供)

 山武市の老舗しょうゆメーカー「大高醤油」(大高衛社長)は、新鮮なパクチーをペーストしてブレンドした新商品「パクチーしょうゆ」(120ミリリットル)を開発した。エスニックな香りが広がる上品な味わいで、サラダやパスタ、魚や肉料理にも合う万能調味料に仕上げた。クラウドファンディング(CF)で先行販売しており、秋には一般販売する予定だ。

 同社は1804年創業。関東風の濃い口しょうゆを得意とし、少量生産のオーダーメードにも対応しながら全国の飲食店に販売している。近年は麺つゆやたれ、ソースなどの調味料にも力を入れている。

 新商品は、県産農産物を使ってオリジナルしょうゆ造りに挑戦する同社の「ちば地産地醤プロジェクト」の第1弾。パクチーは市原市の農場「OMDアグリネットサービス」から仕入れる。

 生産工程は、無農薬、無化学肥料で育てられた柔らかくシャキシャキした葉をミキサーでペースト状に加工し、自社のしょうゆに混ぜる。パクチーの豊かな香りを生かす製法を研究したといい、大高社長は「パクチーが大好きという消費者がターゲット。香りがぱっと広がるようにしたい」と意気込む。

 プロジェクトは、農業が盛んな県内で生産され、あまり流通していない農作物や、消費しきれない食材としょうゆをコラボして、地域活性化にもつなげようと企画。フードロスの減少や、美味な食材のPRも狙っている。

 新型コロナウイルスの感染拡大もプロジェクト発足の契機になった。主な取引先の飲食店への出荷が落ち込んでおり、家庭向け商品も新たな柱として育てる必要がある。大高社長は「いずれスーパーマーケットに並べ、大手の商品に埋もれないような品質に仕上げたい」と意気込む。

 開発資金は8月末までクラウドファンディングサイト「Makuake」で募り、既に目標金額の198%(17日現在)を達成。9月上旬に一般販売を始める。問い合わせは同社(電話)0475(82)5581。


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