コロナ差別なくし思いやりの輪を!! シトラスリボン着け接客 三井住友信託銀・津田沼支店

シトラスリボンを胸に着け業務を行う三井住友信託銀行津田沼支店の行員=船橋市
シトラスリボンを胸に着け業務を行う三井住友信託銀行津田沼支店の行員=船橋市

 三井住友信託銀行津田沼支店(船橋市)は、新型コロナウイルス感染者や治療にあたる医療従事者への差別や偏見をなくす「シトラスリボンプロジェクト」に参加している。全行員が胸に手作りのリボンを着けて接客し、啓発チラシも配布。同支店は「誰でも感染の恐れはある。誹謗(ひぼう)中傷はやめて、思いやりをもって」と呼び掛けている。

 プロジェクトは愛媛県から広がった取り組み。同県特産のかんきつ「シトラス」が名称に採用された。三つの輪で形作るリボンには「地域」「家庭」「職場」の三つを結ぶという意味が込められている。

 同支店では、事務職員の吉川智子さん(52)が参加を提案した。感染者や医療従事者がSNSなどで心ない言葉で批判されていることを嘆いていた吉川さんは、テレビ番組でプロジェクトを知り、「励ましや応援の気持ちを示すにはこれだ」と思い立った。県内の同行では初の試みだった。

 昨年12月中旬に支店内で行うことが決まり、年明けの1月4日から全行員が手作りの合皮製リボンを胸に着け業務に当たる。窓口の近くにポスターやパネルを張り、利用客にはチラシを配ってシトラスリボンの意味や活動の内容を説明している。利用客の反応は「良い取り組み」「ネットで調べてみる」と上々だ。

 小美野聡支店長(53)は「感染者が出ても受け止めて、回復したら『ただいま』『おかえり』と言い合える社会に」とプロジェクトの浸透に期待を示した。


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