五輪で景気回復へ 新需要に商機探る 2021年新春経済アンケート

 千葉日報社は、経済団体トップや千葉県内を活動拠点とする企業の経営者ら29人に「新春経済アンケート」を実施した。質問項目は【1】2021年の景気見通し。【2】新年の抱負。

 景気見通しは、新型コロナウイルス禍の収束が見通せず、先行きへの不透明感が広がった。経営基盤が脆弱(ぜいじゃく)な中小企業を中心に「経営危機の窮状が続く」との声も。今年に開催が延期された東京五輪・パラリンピックやワクチン開発による景気回復に期待が寄せられている。

 抱負では、生活様式の変化に伴う新たな需要に商機を見いだし、コロナ禍で一層注目されるデジタル化を掲げる企業が目立った。金融機関や経済団体はこれまで以上に事業者に寄り添った支援を約束。2019年の台風被害、20年のコロナ禍と2年続いた苦難を克服し、千葉県経済のさらなる飛躍へ歩みを進める。

◆県経営者協会会長・小島信夫氏

 【1】コロナウイルスの拡大ペースやワクチン・治療薬の普及時期などが不透明で、世界経済・日本経済とも先行きの不確実性は高い。国内では緩和的な金融環境や政府の経済対策効果もあるが、厳しい企業収益を背景に、雇用や所得環境の回復は鈍いものになりそう。

 【2】ポストコロナを見据え新しい働き方を推進し、企業の生産性向上を図ると同時に従業員のワークライフバランスを実現させ、働きやすい魅力ある職場づくりに向け活動していく。

◆県経済協議会会長・岩山眞士氏

 【1】新型コロナウイルス感染症の影響の行方はいまだ見通し難く、千葉県経済にとっても厳しい環境が続くものと考える。

 【2】コロナ禍収束に向けた取り組みや各種支援対策の充実、デジタル化や規制緩和の促進、 ・・・

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