エアコンから希土類回収 三菱電機・千葉の子会社に導入 自動解体装置を開発

導入されたレアアース磁石の回収装置=28日、千葉市緑区のグリーンサイクルシステムズ
導入されたレアアース磁石の回収装置=28日、千葉市緑区のグリーンサイクルシステムズ

 三菱電機は、使用済みエアコンからレアアース(希土類)を回収する技術を開発した。子会社のグリーンサイクルシステムズ(千葉市緑区、GCS社)に自動解体装置を導入し、4月から本格稼働する。レアアースは世界生産量の9割を占める中国の輸出規制で価格が高騰、調達不安が続いており、国内の循環体制構築を目指す。

 三菱電機は28日、GCS社で装置を報道陣に公開した。開発した自動解体装置は、ルームエアコン用圧縮機のローター(回転子)から、レアアースの一種のネオジム、ジスプロシウムを含む「レアアース磁石」を取り出す。GCS社は2010年10月から使用済み圧縮機の分解事業を開始しており、従来プロセスの後段階に新装置を導入。これまでは「鉄」としてリサイクルに回っていた部品から回収可能になった。回収したレアアース磁石は国内磁石メーカーに納入、自社家電での再利用も検討する。導入費用は約3千万円。


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