新型コロナウイルス情報

1.5万円減58万9千円 コロナ影響懸念色濃く 千葉県内夏ボーナス予想

 千葉経済センターが働き手を対象に実施した今夏のボーナスに関するアンケートによると、平均手取り予想額は58万9千円で、昨夏の実際の平均手取り額を1万5千円(2・6%)下回った。前年実績割れの予想は、東日本大震災の影響が残った2012年調査以来、8年ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大により、幅広い業種で業績悪化や先行きへの懸念が強まったとみられる。

 調査は4月1~7日、県内全域の千葉銀行の来店客千人を対象に行い、894人から回答を得た。

 世代別の予想額をみると、最も下げ幅が大きいのは50代以上で昨夏実績比6・0%減の71万8千円。40代は3・6%減の55万7千円、30代は増減なしの53万2千円を見込んだ。30歳未満は唯一の増加予想で、8・6%増の44万2千円だった。年齢層が高くなるほど厳しく見る傾向が出た。

 勤務地別では、県内が1・8%減の53万7千円、東京が5・7%減の85万5千円だった。

 ボーナス増減予想は「減りそう」と答えた人の割合が、昨夏調査と比べて19・7ポイント増の30・4%に膨らみ、「増えそう」の11・3%(4・5ポイント減)を上回った。「変わらない」は15・2ポイント減の58・3%。「減りそう」は全ての年代で割合が増え、50代以上は35・4%(23・5ポイント増)に上った。

 同センターは「昨年までの調査でも年齢層が高いほど厳しい予想傾向にあったが、新型コロナの影響でそれが顕著に表れた」と説明。30代未満だけが増加予想となったのは「人手不足に伴う労働力確保のための賃金向上や、(正社員と非正規社員との格差是正を目指す)同一労働同一賃金制度などが影響しているのではないか」と分析した。

 ボーナスの使い道は例年通り「貯蓄」がトップで、46・4%を占めた。次いで「教育・教養費」(9・9%)、「生活費の補てん」(8・5%)が続いた。

 暮らし向きに関する調査では「半年前と比べて悪くなった」(14・1%)が「良くなった」(6・1%)を上回った。今後半年間の見通しも「悪くなりそう」(43・0%)が「良くなりそう」(4・3%)よりも大幅に多くなった。同センターは「新型コロナの収束の見通しが立たず、先行きに慎重な見方が強くなっている」と指摘している。


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