「食のちばの逸品」8商品表彰 金賞に長狭米バウム 千葉県、販路拡大後押し

直売所部門の金賞に輝いた「純米ばうむ」
直売所部門の金賞に輝いた「純米ばうむ」
「食のちばの逸品」の受賞者ら=千葉市中央区
「食のちばの逸品」の受賞者ら=千葉市中央区

 県産食材を活用した優れた加工食品をたたえるコンテスト「食のちばの逸品を発掘2020」の表彰式が千葉市内であり、地域での販売を主とする直売所部門の金賞に、鴨川市名産の長狭米を使った新倉(同市東町)の「純米ばうむ しっとりミルク仕立て」が輝いた。全国的な販売を目指す一般部門と合わせ計8点を表彰。コンテストを主催する県と、ちばの「食」産業連絡協議会は今後、パンフレットの作成やイベントでのPRなどを通じて受賞商品の販路拡大を支援する。

 純米ばうむは保存料や小麦粉を使わず、長狭米の米粉で作るバウムクーヘン。口溶けや香りの良さが特長で、洋酒の代わりに地元の吟醸酒を効かせ、店で1本ずつ手焼きしている。斎藤英之社長(46)は「コメの消費が減る中、保存が利く商品ができればと開発した。1日に作れる数量は少ないが、鴨川市の名物を目指して少しずつ広めていきたい」と笑顔をみせた。

 表彰式では審査員長の斎藤修千葉大学名誉教授が「ちばの逸品には全国に発信できるエネルギーがある」と講評。直売所部門では、昨年ナシのジャムで金賞に輝いた与佐エ門(市川市)が「飲むありの実ゼリー」で銀賞を受賞するなど、継続的な商品開発の姿勢も評価した。

 受賞作品を試食した県内百貨店のバイヤーは「味に特別感がある商品ばかり。開発の背景にあるエピソードも魅力的で、ぜひお客さまに広めたい」と意欲を語った。

 一般部門は36点の応募から3点を表彰。全国で売り出す際に独自性の強さが求められる観点から、今回は金賞を「該当なし」とした。直売所部門には25点が寄せられ、5点を選んだ。

 その他の受賞商品は次の通り。

 【一般部門】銀賞=県産いも豚しそウインナー(旭食肉協同組合、旭市)▽銅賞=成田の芋のすいーとぽてと(米屋、成田市)▽審査員特別賞=ブルーベリーのフィナンシェ(高木製菓、木更津市)【直売所部門】銅賞=やさしいポークジャーキー(ma'amPig、旭市)▽審査員特別賞=やちばあちゃん秘伝のみたらしだんご(和み処白金茶寮、市原市)、チーバくんサブレ(扇屋、船橋市)


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