若手教育に力 若手教育に力/古民家を研修所に 市原のゼットエー

スマイルスキャンで「笑顔度」を測定するゼットエーの若手社員ら=市原市東五所の同社本社
スマイルスキャンで「笑顔度」を測定するゼットエーの若手社員ら=市原市東五所の同社本社

 ゴルフ用品や釣り具のリサイクル店などを運営するゼットエー(市原市、扇山信二社長)が若手を中心とした社員教育に力を入れている。オムロンが開発した笑顔を測定するセンサー「スマイルスキャン」を導入し、研修に活用。また、研修・合宿施設として大多喜町の築120年の古民家を取得・改築し、来年から本格利用する。

 スマイルスキャンはカメラから自動検出した人の顔画像の特徴から「笑顔度」を計測し、0~100%の数値で表示する装置。オムロンによると、全国では200台以上の販売実績があるが、千葉県内での導入例はゼットエーを含めて2社とまだ少ない。

 ゼットエーは同装置1台を今年春から本格導入し、若手社員や入社予定の内定者の研修に活用している。営業・接客力を強化する狙い。印刷事業担当の男性社員(23)は「数値で結果が出るので分かりやすい。高得点の笑顔とはこういう顔なんだと自分で理解できるようになった」。扇山社長は「あいさつや笑顔は練習が大事。導入後、良い笑顔ができる社員が多くなった」と話す。

 合宿研修にも力を入れる。大多喜町に取得した古民家を床面積約4割増の210平方メートルに増築した上、近くに浴室棟も設け、研修・合宿施設として利用する。投資額は改築費含めて約5千万円。

 昼は床の座布団に座って講義を受ける寺子屋形式で研修を行い、夜は昔ながらのかまどやまき風呂などを使い、調理や湯沸かし、洗濯などを体験させる。現代の便利さに慣れた若者に体を動かすことの大変さを学んでもらうという。


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