成田空港へ深夜増 NEX全12両編成に 五輪見据え輸送強化 JR3月ダイヤ改正

ダイヤ改正で東京―成田空港間が全て12両編成になるNEX(JR千葉支社提供)
ダイヤ改正で東京―成田空港間が全て12両編成になるNEX(JR千葉支社提供)

 JR千葉支社は、来年3月14日にダイヤ改正を行う。今年10月に成田空港A滑走路の発着時間が午前0時まで延長したことから、深夜帯の千葉-成田空港間を増発。来夏に迫る東京五輪・パラリンピックに伴う訪日客の利用増を見込み、同空港-東京間の「成田エクスプレス(NEX)」を全て12両編成にし、輸送力を強化する。

 同支社によると、成田空港に加わった午後11時台の旅客便に対応すべく、総武快速下り午後10時15分東京発千葉終着の終点を、成田空港(同11時37分着)に変更し、空港行き最終電車を繰り下げる。上りも、10月末から運転している午後11時45分成田空港発午前0時半千葉着の臨時列車を定期運行にする。

 東京-成田空港間のNEXは、比較的乗客の少なかった日中の上下4本が6両編成だったが、ダイヤ改正で全54本が12両に。訪日客需要の高まりや、来年夏に県内で8競技が開催される五輪・パラによる利用者増に対応する。2018年度のNEX利用率は、前年度比5%増加している。

 ほかにも、武蔵野線は土休日の早朝ダイヤを改正。午前5時5分東所沢発の行き先を、南船橋から東京に変更。東京発府中本町行も1本増発し、本数が比較的少ない早朝の混雑を緩和し、都内への利便性を高める。

 また、千葉から長野方面へ向かう「あずさ3号」に、首都圏と富士山エリアをつなぐ特急「富士回遊」を併結。県内から乗り換え無しで、河口湖(山梨県)などへ行けるように。都内と銚子を結ぶ特急「しおさい」も発着時間を一部変更。銚子・九十九里エリアでの滞在時間を延ばし、県外からの観光を促進する。

 同支社の担当者は「引き続き、乗客の利用状況に合わせたダイヤ設定で、首都圏のヒト・モノの交流活性化に取り組みたい」と話した。


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