災害支援で強み立証 成田空港路線・集客へ低料金化が必要 千葉県バス協会長・大室健氏に聞く

インタビューに答える大室千葉県バス協会長=千葉市美浜区の同協会
インタビューに答える大室千葉県バス協会長=千葉市美浜区の同協会

 千葉県バス協会長に6月就任した大室健京成バス社長(62)が千葉日報社のインタビューに応じ、就任の抱負や業界の見通しなどについて語った。

 -就任の抱負を。

 「安心・安全対策に力を入れていきたい。車両と営業所の交信用無線、デジタルタコグラフ、近隣都県に比べ普及が遅れているドライブレコーダーなど各種安全装備の導入を推進する。運転手による車内マイク活用も促し、車内事故防止を図る」

 -震災の影響は。

 「非常に大きかった。4、5月は旅行のキャンセルが相次ぎ、貸し切りバスは大打撃を受けた。高速バスも東京ディズニーリゾート(TDR)の2テーマパークが一時休園したため主力のTDR路線が運休し、再開後も羽田空港-TDR線は大幅減となった。現在はいずれも回復傾向にあるが、震災前の水準に戻ったわけではない」

 「一方、国の要請で運行した災害支援バスは鉄道や航空が機能不全となる中、東北と千葉・東京を結ぶ交通ルートとして大きな役割を果たし、道路さえあれば輸送可能なバスの強みが立証された。千葉と東北被災地を結ぶボランティアバスも根強いリピーターがいるなど好評だ」


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