アウトレット増床ラッシュ 「酒々井」28日改装開業 「木更津」は10月26日 さらなる集客へ新テナント誘致

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28日に増床エリアが開業する酒々井プレミアム・アウトレット。3連休中も多くの買い物客でにぎわっていた=23日、酒々井町
28日に増床エリアが開業する酒々井プレミアム・アウトレット。3連休中も多くの買い物客でにぎわっていた=23日、酒々井町

 千葉県内のアウトレット施設が今秋、相次いで増床する。28日には「酒々井プレミアム・アウトレット」(酒々井町)が第3期増床で新たに29店を加え、系列施設で最大規模の213店舗となる。来月26日には、「三井アウトレットパーク木更津」(木更津市)も国内アウトレット最大規模の308店舗でリニューアルオープン予定。千葉県内で百貨店の撤退が相次ぐのとは対照的に、アウトレットモールの来場者数は「右肩上がり」(酒々井)で、運営会社はさらなる集客へテナントを充実させる。

 「圏央道など県内道路網の発達により、レジャーと買い物を兼ねた観光スポットとして広域から人が集まる。アウトレット市場はまだ伸びしろがある」。酒々井プレミアム・アウトレットを運営する三菱地所・サイモンのマーケティング担当者は、増床後の集客増へ自信をのぞかせる。

 同施設は2013年4月に121店舗でオープン。15年4月には第2期増床で184店舗となった。東関東自動車道酒々井インターから約1キロ、成田空港から車で約10分の立地を生かし、開業以来の来場者は3千万人を超える。

 今回の第3期増床では店舗面積を約6300平方メートル広げると同時に駐車場を約800台分増設。店舗面積は約4万1900平方メートル、駐車場は約5千台が収容可能となる。アウトレット常設では日本初出店のスポーツブランド「メレル」をはじめ、関東や県内初出店の新規テナントを多数誘致し、多様な客層への訴求力を高める狙い。

 幕張と木更津の県内2カ所でアウトレットを展開する三井不動産は来月26日、第3期増床中の三井アウトレットパーク木更津をリニューアルオープンする。12年4月に175店舗で開業した同施設は、増床後308店舗に拡大し、店舗面積は約4万5800平方メートルとなる。東京湾アクアラインで対岸の神奈川県や都内からの買い物客も取り込む。

 郊外のアウトレットが好調なのとは対照的に、県内ではネット通販の急伸や節約志向のあおりで、千葉パルコ(16年11月)、三越千葉店(17年3月)、西武船橋店(今年2月)、伊勢丹松戸店(今年3月)と、大型百貨店が相次ぎ閉店。中心市街地の空洞化が懸念されている。