ディズニーシー拡張「期待超える」 沖縄でホテル、試金石に オリエンタルランド上西京一郎社長 【インタビュー】

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 東京ディズニーリゾート(TDR、浦安市舞浜)を運営するオリエンタルランド(OLC、同市)の上西京一郎社長(60)が千葉日報社のインタビューに応じ、2022年度の完成を目指す東京ディズニーシー(TDS)の拡張計画やTDRの中長期展望を語った。

 -約2500億円を投じるTDS拡張計画への投資家らの反応は。

 「事業の質を高め、価値を創造していくことに基本的には前向きと捉えている。期待を超えるようなものをしっかりと作り上げていかなければいけない」

 「2500億円は大きいとはいえ、決して単独で捻出できない額ではない。自己資金でできる金額ではあるが、調達も含めて、会社にとって一番良い方法を検討している」

 -アジアでは香港や上海にもディズニーパークができた。独自性をどのように出すか。

 「TDSは世界のディズニーテーマパークの中で唯一、海をテーマにしている。当初のコンセプトを大事にし、(拡張エリアは)8番目のポートとして独自性を出していく。今まで以上に一つのエリアとして魅力を付加していくことが他のパークとの差別化、魅力アップにつながる」

 「第8ポートには、ミラコスタ同様にパークに連結するホテルを作る。ディズニーリゾートならではの空間としてゲスト(来園者)の満足度を高められる」

 -国内の少子高齢化が進む中、パーク運営を担う人材育成は。

 「TDS拡張に合わせて、間違いなく働き手は増える。生命線であるキャスト(従業員)をしっかり確保し、ホスピタリティーを上げ続けなければいけない。そのための採用方法の見直し、人事制度の改定に着手しており、2020年(東京ディズニーランド新エリア開業予定)、22年に向けて必要な事はスピード感を持って進める」

 -昨年、ショーの出演者が労災認定される問題があった。

 「企業として真摯(しんし)に受け止める。働く人たちがしっかりパフォーマンスを出すために職場の風土を良くしていく。働いて良かったと思ってもらえる、自己成長にもつながる施策を充実させる」

 -今後、舞浜以外での事業展開の可能性は。

 「あくまでもOLCとしての主力事業は舞浜。長期持続的にしっかりと成長させていくことが一番。ただ、グループとして成長していくためには、ホテル事業をはじめとした新しい収益の柱も必要」

 -沖縄県恩納村にミリアルリゾートホテルズなど3社が共同出資したホテルが今夏開業する。

 「これはまさに(舞浜とは)違うリゾート地でホテル経営をやっていけるのかの試金石。TDSの新ホテルにもしっかりと力を注がなければならない。ホテル事業では、浦安と京都などにあるブライトンを買収しており、これらの結果を見ながら、その先を考えていく」