夏物商戦が“過熱” 冷感グッズ、一部品薄に

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冷感グッズを手に取る女性=千葉市中央区の千葉ロフト
冷感グッズを手に取る女性=千葉市中央区の千葉ロフト

 記録的な猛暑で、県内の夏物商戦が“過熱”している。冷感スプレーや涼感寝具などのほか、体臭で周囲に不快な思いをさせる「スメハラ」対策用の汗拭きシートも大人気。千葉市内のドラッグストアや百貨店では暑さ対策グッズの動きが活発化し、一部商品は早くも品薄状態になっている。銚子地方気象台によると、この暑さは週末も続く見通しで、熱中症が心配される半面、経済的にはメーカーや販売店に予想を超える特需をもたらしそうだ。

 千葉市中央区のツルハドラッグ千葉中央3丁目店では、店頭に暑さ対策商品を豊富にそろえた。衣服にかけるだけで涼しくなる冷感スプレーやたたくと冷たくなる保冷剤、冷却シートなどに、客の手が次々と伸びる。熱中症対策の経口補水液や塩分補給のタブレットも、屋外で働く作業員らに好評という。

 経口補水液を購入した団体職員、角田裕昭さん(65)は「急に暑くなって体がきつい。熱中症予防に買った」。担当者は「連日の猛暑で早くも品薄状態」と言い、「このペースが続くと、真夏にはメーカーの製造が追いつかず、欠品する可能性もある」と予測した。

 そごう千葉店では、夏を涼しく過ごすグッズを各売り場で紹介するキャンペーンを展開。梅雨明けが早かったため日傘や帽子が前年より前倒しで活発な動き。暑く寝苦しい夜を快適に過ごそうと、夏用寝具もハイペースで売れているという。

 同店内の千葉ロフトも店頭に暑さ対策商品を並べる。首からさげて持ち運べる小型扇風機などが連日の猛暑でよく売れており、担当者は「手軽に持ち運べるグッズが人気」とトレンドを分析した。

 資生堂は、日焼け止めブランド「アネッサ」や制汗剤ブランド「エージーデオ24」が人気だ。身だしなみに対する意識が高まっており、汗の臭いに気を使う人が多いという。

 第一生命経済研究所の首席エコノミスト、永浜利広氏は「7~9月期の平均気温が1度上昇すると、同時期の家計消費支出を約2884億円押し上げる」と試算。猛暑が予想以上の特需をもたらしそうだ。