成田「飛行機」柏「花火」 自動車ご当地ナンバーデザイン決定 市川、船橋、松戸、市原も追加

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 国土交通省は22日、全国41地域に導入する図柄入り自動車用ナンバープレート「ご当地ナンバー」のデザインを公表した。県内では、「成田」は成田空港をイメージして飛行機の軌跡が7色の虹で描かれている=写真上。「柏」は柏・我孫子市共催の夏の一大イベント「手賀沼花火大会」の花火と、会場にかかる手賀大橋をあしらった=同下。10月ごろから順次、交付する。また、新たなご当地ナンバーとして「市川」(市川市)、「船橋」(船橋市)、「松戸」(松戸市)、「市原」(市原市)の追加も発表された。図柄とセットでの導入で、2020年度の交付を予定している。

 デザインが決まった「成田」(成田、山武、富里の3市と横芝光、芝山、神崎、多古の4町)、「柏」(柏市と我孫子市)は06年にご当地ナンバーを導入。図柄を国に申請し、数字などが読みにくくならないか、国交省が確認していた。

 同省関東運輸局によると、図柄入りナンバーは希望者に交付され、数千円程度の手数料がかかる。10月ごろからの交付を予定し、白黒のほか、千円以上の寄付を行うとカラー版となる。寄付金は地域の交通環境改善や観光振興に使う。自動車販売店などで申し込みができるようになる見通し。事業用は緑色、自家用軽は黄色で縁取りする。

 成田市の担当者は「(共通の図柄は)空港圏周辺市町との団結が強まるきっかけになる。市の公用車の約20台を図柄入りナンバーに変える予定」と意気込んだ。

 新たに導入が決まった4地域は、登録要件を緩和した第3弾の募集へ申請。デザインは今後決まる。市原市の担当者は「図柄入りナンバーも申請しており、12月に図柄を国に提案する。決定には市民に関わってもらい、市民に付けてもらえるようにしたい」と展望を語った。

 図柄入りナンバーは、住民にアンケートをするなどしてデザイン案を作成。各地域の名産品、景勝地などを配した。「走る広告塔」として地域の知名度アップに期待がかかる。全国では「仙台」は七夕飾りや戦国武将の伊達政宗像がモチーフで、「新潟」は万代橋の夕焼け、特別天然記念物のトキを組み合わせた。「京都」は天橋立や五重塔、「熊本」はPRキャラクター「くまモン」をあしらった。石井啓一国交相は記者会見で「地域の魅力発信につながると期待している」と述べた。

 なお新たな「ご当地ナンバー」には県内4地域と、「知床」(北海道)「出雲」(島根)など計17地域の追加が決定した。「十勝」(北海道)「博多」(福岡)といった9地域は地元の調整がつかないなどの理由で申請が見送られ、岐阜県の東美濃地域からは提出期限延期の要望が出ている。

◇図柄入りナンバープレート 数字や文字で構成する通常版に対し、図柄をあしらったナンバープレート。土地柄をイメージできるデザインにすることで、地域の魅力を発信したり、イベントの機運を盛り上げたりするのが目的。2015年の道路運送車両法改正で可能になった。地域版に先立ち、19年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会、20年の東京五輪・パラリンピックを記念したプレートが作成され、既に交付されている。