事業承継対策を強化 千葉銀がビズリーチと提携 M&Aの選択肢広げる

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提携の覚書に調印した植松法人営業部長(左)と南社長=6日、千葉市中央区の千葉銀行本店

 千葉銀行は6日、転職サイトを運営するビズリーチ(東京)と業務提携に関する覚書を締結した。地方銀行による同社との提携は初めて。後継者不在のためM&A(合併・買収)による事業承継を検討する同行顧客に対し、自行での支援に加え、同社が展開する買い手企業とのマッチングサービスを紹介することで、事業承継問題への対応を強化する。

 同社が展開する「ビズリーチ・サクシード」は、企業の売り手と買い手を結びつけるオンラインサービス。M&Aによる事業承継を検討する経営者がサービスに登録し、買い手側の企業は自社のニーズに合う企業を検索することができる。売り手側の企業に利用料はかからない。

 同行は2003年からM&A業務を開始、後継者不在に悩む中小企業などを対象に170件のM&Aを支援してきた。ニーズが年々伸びる一方、高度な知識や経験を必要とするM&A業務の人員を急激に増やすことは難しい。提携により、事業承継に対する提案のリソースを強化する狙いだ。

 同日、同行本店(千葉市中央区)で開かれた締結式で、同行の植松克則法人営業部長と同社の南壮一郎社長が覚書に調印。植松部長は「これまで地元の小規模企業を都内の上場企業に紹介するのはなかなかできなかった。(提携により)マッチングの可能性が広がっていくのではないか」と期待。南社長は「千葉銀行と共に素晴らしい成功事例を作りながら、日本全国に事業承継の課題を解決する新しい取り組みとして広げていきたい」と意気込んだ。