減収も増益確保 コストカットなど要因 NAA10年3月期連結決算

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 成田国際空港会社(NAA)が11日に発表した2010年3月期連結決算は、売上高に当たる営業収益が前期比5・1%減の1798億円、最終利益は1・6%増の60億円となった。景気低迷の影響が残り、通期として2年連続の減収となったが、警備費を含むコスト削減を進め、大規模施設改修も少なかった結果、前年並みの利益を確保した。

 NAAによると、上期の国際貨物を中心とした減便に加え、着陸料引き下げや機体小型化で、航空会社から得る空港使用料収入が大きくダウン。保安サービス料が導入され、旅客からの施設使用料収入はアップしたが、空港運営事業としての営業収益は4・3%減の1001億円で、約38億円の「赤字」となった。

 黒字の物販関連事業も、ターミナルの直営店、テナントとも売り上げが落ち、6・1%減。貨物ヤードや事務所返還が相次いだ施設貸付事業も振るわなかった。