千葉ポートスクエア取得 訪日客向け店舗開業へ 中国・緑地集団とラオックス

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 中国の不動産大手・緑地集団と総合免税店大手・ラオックス(東京)は28日、千葉市中央区の複合施設「千葉ポートスクエア」を共同で取得したと発表した。成田空港と東京都心の間にある立地を生かし、増加が続く訪日外国人客向けの商業施設を年内にも開業する。

 ポートスクエアは1991年、旧千葉市中央卸売市場跡地を活用し、川崎製鉄などで構成する千葉新都心開発が建設。緑地集団とラオックスは今年2月19日付で合弁会社を設立し、オフィス棟、商業棟、ホテル棟など延べ床面積約14万7千平方メートルを取得した。

 オフィス棟とホテル棟は既存の営業形態を維持するが、商業棟の約1万6500平方メートルはラオックスが新業態の免税店としてリニューアルする。具体的な店舗構成は検討中だが、免税店やアウトレットなど買い物エリアだけでなく、日本食を提供するグルメエリアや、ステージショーなどを楽しめる娯楽エリアも設ける。

 同日、緑地集団の張玉良会長と共同で記者会見したラオックスの羅怡文社長は「(訪日客は)今は爆買いだけでなく、賢い買い物をする人が多い。買い物からトータルに楽しめる施設にしたい」と狙いを語った。

 商業棟は主要各駅からのアクセスが悪いといった理由で近年、テナントの空室が目立っていた。集客手段について羅社長は「(ホテルを備えた)複合施設にすることで遠方の人も来られる。ツアーバスの誘致も今後検討したい」と話した。

 緑地集団は不動産投資・開発を手掛ける中国最大手。今回が初の対日投資で、ラオックスとともに100億円超を投資する見込みという。