開業、17年度末に延期 入札不調で計画見直し JR船橋駅ビル

 JR千葉支社は、「船橋駅南口駅ビル(仮称)」の開業を2016年春から17年度末に延期すると発表した。建設費の高騰で工事入札が不調に終わり、事業計画の見直しに時間を要したため。地下部分を縮小するなどし、本年度末に着工する。

 駅ビルは同駅南口を再開発して建設。地上10階、地下1階で延べ床面積は約9800平方メートル。1~5階にショッピングセンター、6~10階にビジネスホテル「ホテルメッツ」が入る。

 13年2月の計画公表時点では、同年夏着工、16年春開業を予定していたが、建築資材や人手不足による人件費の高騰を受け、13年6月、14年8月の入札がいずれも不調に終わったため、着工延期を余儀なくされていた。

 機器室などが入る地下部分を縮小するなどコストダウンを図り、最終的に随意契約で大林組が施工会社に決定した。事業計画見直しに合わせ、当初5階に設置予定だった子育て支援施設も、「利用者のニーズを見極めたい」(同支社)として高架下の活用など場所を含めた再検討に入った。

 駅ビルと西武百貨店などを2階部分でつなぐ歩行者用デッキの建設も、駅ビルと同時期に延期。一方、駅ビル建設に合わせてリニューアルを予定していた高架下の商業施設「シャポー船橋」は、千葉駅側のスペースのみ15年2月に着工、同年秋に新装開業する。東京駅側は未定。

 同支社担当者は「(開業の延期で)お客さまにはご迷惑をおかけした。無事に着工のめどがついたので、船橋駅の活性化に寄与できる施設にしたい」と話した。


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