ワンストップで高齢者支援 千葉薬品、「ケアタウン」充実へ 新京成電鉄、駅前に87室老人ホーム

ヤックスケアタウン千城台の完成イメージ
ヤックスケアタウン千城台の完成イメージ

 急速に進行する高齢化をにらみ、新たな高齢者支援事業に乗り出す千葉県内企業が出てきた。介護や生活支援を提供する「ケアタウン事業」を展開する千葉薬品(千葉市中央区)は新たに診療所やサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を追加、各事業体が連携しワンストップでの高齢者支援を図る。新京成電鉄(鎌ケ谷市)は交通の便が良い駅前で住宅型有料老人ホームの開設を進めている。

 千葉薬品は「高齢者が自宅で安心して暮らせる地域づくり」を目指し、介護サービスからドラッグストア、家事買い物などの生活支援、高齢者向けフィットネスまでを同じ敷地内で24時間365日提供するケアタウン事業を実施。2011年10月に大網白里市で、昨年3月には旭市でスタートした。

 同社は新たに千葉市若葉区の千葉都市モノレール千城台駅前でもケアタウンを建設するが、今回初めて診療所とサ高住を取り入れた。今年12月に開業する。

 自宅での寝たきりや生活支援が必要な独居高齢者など多様なニーズに対応できるのが特徴で、サ高住の入居者や訪問介護を受けている人が診療所を利用することができる。

 同社は今後、南房総市や長南町など県内計15カ所での開業を目標に掲げる。介護と予防、生活支援を軸に地域の需要に沿ったメニューで整備するという。

 新京成電鉄は、船橋市の薬園台駅前に4階建て87室の住宅型有料老人ホームを建設する。来年4月に開業を予定している。

 駅舎建て替え後の跡地を活用したため、交通の便が良く家族らが訪問しやすいのがメリット。管理は老人ホーム運営会社「ベストライフ」に委託する。

 老人ホーム事業は同社初の取り組み。担当者は「今後、駅前など立地の良い場所があれば、他の施設も建設していきたい」と事業拡大に意欲を見せている。


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