「イースター」商機に 春の新集客策 定着目指す TDL、パレード一新 ホテル、館内で卵探し

  • 0
  • LINEで送る

TDLで開催中のイースターパレード「ヒッピティ・ホッピティ・スプリングタイム」
オフィシャルホテルでは、館内に置かれたイースターエッグを見つけるエッグハントを独自に展開している

 キリスト教の祝日「イースター」を春の新しい定番イベントにしようと、千葉県内観光施設やホテルが力を入れている。4~6月の集客源にしたい東京ディズニーランド(TDL、浦安市)は2年ぶりにイースターを冠したイベントを開催、パレードを一新するなど内容を充実させた。TDLと提携する各ホテルも特別な宿泊プランを提供し、協力してイースターの定着を目指す。

 イースター(復活祭)はキリストの復活を記念する祝日。春分後の最初の満月の次の日曜日に行われ、今年は4月20日。彩色された卵やウサギが定番モチーフで、隠された卵を見つける「エッグハント」は子どもの遊びになっている。

 TDLは2010年からイースターイベントを開催。昨年は30周年のため休止したが今年は再開。「イースターバニー」が登場するパレードを一新し、パーク内でのエッグハントや限定グッズ販売を充実させた。

 TDLは冬のクリスマスをはじめ秋のハロウィーンや夏の水を使ったイベントを定着させてきたが、春は目立った定番がなく他の季節と比べ集客力が弱かった。イースターを季節イベントに育て上げるのは「1年を通して複数回来園してもらうきっかけになれば」(オリエンタルランド広報)との狙いがあるからだ。

 こうしたTDLの動きに同調し、提携ホテルも関連イベントを始めている。浦安市の六つのオフィシャルホテルは、パークチケットに限定のオリジナルラゲッジタグが付く宿泊プランを共同で展開。各ホテル内でもエッグハントを実施し、抽選で宿泊券や食事券をプレゼントする。

 ホテルオークラ東京ベイによると、限定タグがもらえることからオフィシャルホテルに宿泊を決めた利用者もいるといい、担当者は「何年か続けているのでイースターも、だいぶ浸透してきた」と話す。

 浦安市以外でも、ホテルニューオータニ幕張(千葉市美浜区)はTDLと連携した宿泊プランのほか、卵形のチョコレートがもらえるエッグハントを館内で実施。ホテル日航成田(成田市)は芝生の中庭を活用した、子ども向けのエッグハントイベントを20日午後1時から開催する。

 ニューオータニ担当者は「今後、イースターが定着していけば料理プランなど別の形にも波及できる」と認知度の高まりに期待する。