いじめ・嫌がらせがトップに パワハラ認知度向上で 千葉労働局 12年度労働相談

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 2012年度に千葉労働局に寄せられた職場内での「いじめ・嫌がらせ」の相談は前年度比0・6%減の1121件だった。職場内トラブルに関する全相談の22・3%を占め、初めて「解雇」(17・7%)を上回って相談内容のトップになった。同局はパワーハラスメントに対する認知度が高まったことが増加の一因とみている。

 事業主と労働者の民事上のトラブル解決を図る「個別労働紛争解決制度」に基づく相談内容をまとめた。全体の相談件数は21・0%減の5037件。全体は例年減少する傾向にある一方で、「いじめ・嫌がらせ」は過去10年間で約4倍に拡大し、全国的にも社会問題化している。

 相談内容で2番目に多い「解雇」は892件で、35・2%と大幅に減少した。リーマンショック後に比べ経済情勢が改善し、企業の人員削減が落ち着いたためとみられる。ほかに「労働条件の引き下げ」(29・6%減の608件)、「退職勧奨」(27・7%減の558件)、「その他の労働条件」(17・6%減の401件)、「雇い止め」(26・4%減の298件)の順に相談が多かった。いずれも減少しており、前年とほぼ横ばいだった「いじめ・嫌がらせ」が際立っている。