出荷額7年ぶり減少 不況で事業所も過去最少 09年千葉県内工業統計

 千葉県は2009年の工業統計調査結果をまとめた。08年秋のリーマンショックの影響に伴い、県内の製造品出荷額は前年比20・8%減の約12兆2404億円。7年ぶりにマイナスに転じた。従業者4人以上の製造業事業所数は9・8%減の5974カ所で、1982年以降では最少。出荷額と事業所数の減少率は最大だった。

 製造品出荷額は03年から6年連続で前年を上回り続けていたが、09年は前年から約3兆2200億円も減少。減少率は最悪だった86年のマイナス11・5%を大幅に上回る20・8%。

 情報通信機械が12・3%増の2601億円、繊維が7・3%増の300億円など伸びた業種がある一方で、県内出荷額で高い割合を占める石油・石炭(2兆8696億円、21・2%減)、化学(2兆4298億円、25%減)、鉄鋼(1兆5304億円、30・8%減)などの落ち込みが目立つ。

 事業所数は646カ所も減少して、82年以降では初めて6千を割り込んだ。この間最も多かったのは、バブル期だった88年の1万239カ所。ピークに比べて4千カ所以上も減少したことになる。

 業種別の事業所数では、前年より増加したのは、5・1%増の情報通信機械(41カ所)だけ。最も数の多い食料品は6・2%減の1052カ所、金属製品は14・2%減の951カ所。減少幅が最も大きかったのは木材・木製品の21・1%で、28カ所減って105カ所になった。


  • LINEで送る