「増量割引」4月導入 新規就航や路線拡充を促進 成田空港の国際線着陸料

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 成田国際空港会社(NAA)は28日、国際線の増便や新規就航をした航空会社を対象に、増えた分の着陸料を値引きする「増量割引制度」を4月から導入すると発表した。着陸料の積算基準となる航空機の着陸重量ベースで、前年から増えた分の5割を差し引く。3月末から成田空港で実施される就航や便数の交渉自由化「オープンスカイ」に合わせた措置で、アジアの空港間競争を意識。路線拡充や新規参入を促す狙い。昨年中に発表済みの国際線着陸料の平均5・5%値下げと同時実施となる。

 昨年6月の就任直後から増量割引制度の導入に意欲をみせてきたNAAの夏目誠社長は、同日の定例記者会見で「選ばれる空港になるための戦略的な料金政策。年間発着枠30万回化で拡大する枠を最大限有効活用することにもつなげたい。着陸料値下げとの二本立てで、国際空港間の競争に勝ち抜きたい」と強調した。実施期間は2016年3月末までの3年間に設定。夏目社長は「3年間実施してみて、効果や経営に対する影響も検証し、継続するか判断したい」と説明した。