2010年8月1日(日)
2010年03月07日16時00分[県西エリア]
郷土の歴史を案内する「流山史跡ガイドの会」の青柳孝司会長(左)
「明治の初期、千葉の県庁はここに置かれていたんです」−。流山市内の意外と知られていない歴史を伝えようと、市民有志が設立したボランティア団体がある。「流山史跡ガイドの会」。本格的な活動を開始してまだ1年半ほどだが、史跡を一つ一つ地道に歩いて訪ね、紹介。昨年は約450人を案内した。ガイドのコースや趣向を増やすなど、今年はさらに活動が活発化しそうだ。
同会は2007年に同市などが主催した「史跡案内人養成講座」が母体。講座終了後に、有志らが自主的に活動を始めた。会員は現在5人。歴史の専門家集団ではなく、歴史好きの素人集団だ。もちろんガイドの経験もなく、手探りの状態での出発だった。
市内の史跡や資料を丹念に調べ、ガイドコースの地図や歴史年表などをスケッチブックに手書きしてまとめた。ガイドの所要時間を測ったり、会員の役割分担を決めるなどして、おととしの夏からいよいよガイドを始めた。
交通機関を使わない、徒歩で巡るスタイル。歩くのは健康に良いという側面もあるが、流山の史跡はバスが入れない細い道沿いにあることが多いという事情もある。
ガイドしたのは、一般市民や各種団体、地元の小学生などさまざま。コースも依頼に応じて組み立てる。新選組の近藤勇の陣屋跡や俳人・小林一茶ゆかりの地「一茶・双樹記念館」、日本有数の運河「利根運河」など流山を代表する史跡は知名度が高く、人気があるという。
同会では、そうした名所だけではなく、市民にさえ案外知られていない「埋もれた歴史」に着目。市内には県内初の史跡が多いことが分かり、これをガイドの特徴の一つにしている。
青柳会長は「土地の記憶をどう感動的に伝えられるかがガイドの役割。でも、それが難しい。まだまだ勉強中です」と語る。同会の問い合わせは流山市中央公民館、電話04(7158)3462)。
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