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ファミコン芸人フジタが選ぶ「トラウマ必至! “死”を覚悟した敵の“必殺技”」

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「トラウマ必至! “死”を覚悟した敵の“必殺技”」を語るファミコン芸人・フジタ (C)oricon ME inc.

 家庭用ゲーム機黎明期に誕生し、今も楽しめる名作から、“クソゲー”と呼ばれる不人気作まで、さまざまなソフトを生み出した『ファミリーコンピュータ』。そのソフトは1000タイトル以上と言われ、誰もが知っている名作から、まったく日の目を見なかったものまで、実にさまざま。そこで、ゲームソフト所有本数3万本、約3000万円をゲームに捧げたファミコン芸人・フジタ協力のもと、この“ファミカセ”をさまざまな角度で切り取り、ピックアップ。第11回のテーマは「トラウマ必至! “死”を覚悟した敵の“必殺技”」。※以降の内容は、ゲーム攻略法などネタバレ要素を含みます。閲覧にご注意ください。

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 ロールプレイングゲーム(RPG)では、主人公のレベル相応の敵が出てくるのが一般的。だが物語の終盤になってくると、それらを超越した文字通り“死を覚悟”する技をもった敵が出てくることも多々あった。フジタは、そうした理不尽な敵から感じることがあったという。

「僕は一部ソフトを除いてやりませんでしたけど、一発即死のような理不尽なやられ方をしたときは、リセットする人が多かったですね。リセットして、セーブポイントに戻り、もとの万全の状態で再スタートする。メーカー側もそういうことを見越しながら、最終盤のアクセントとして、開発していたのではないかと思います。

 でももしかするとこうした理不尽なことは、社会の仕組みを教えてくれる階段、みたいな意味合いがあったのかもしれませんね。ファミコンではリセットして、それが起きる前の状態で再スタートできるけど、現実社会ではもとの状態に戻ることはできない。『乗り越えて、強くなれよ』という開発者たちのメッセージだったのかもしれません」

 そんなフジタが選んだ「やられた瞬間“死”を覚悟した敵の“必殺技”」は以下の通り。

■ファイナルファンタジーII(1988年/スクウェア)
クアール「ブラスター」

 この技は、100%ではないんですが味方がまひして動けなくなってしまうもの。まひをくらってしまうと、戦闘復帰まで相当なターンが必要なので、回復もままならないまま、死んでしまう。しかもこのクアールは、2回攻撃してくるうえに、どんなにHPが高くても一撃即死させられるケースもあって。

 物語の最終盤で出てくるんですけど、本当に嫌でしたね。「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」で多くの冒険者を苦しめた「ロンダルキア」に近い感じです。エンカウントして、戦闘の画面になった瞬間、クアール×4体+他の敵2体が組んでできたら、もう地獄。めちゃめちゃ緊張感のあるバトルでした。相手の先制攻撃でまひにならないことが撃退の大前提でしたね。

 今なら、インターネットなどで対策を調べることもできますが、当時小学生の自分たちが調べられるとしたら、攻略本やゲーム雑誌と、口コミのみ。具体的な対策もできないまま、ただただ苦戦していた苦い記憶がよみがえります。

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■ウィザードリィ(1987年/アスキー)
ボーパルバニー「くびはね」
バンパイアロード「エナジードレイン」

 「ウィザードリィ」は、以前3Dダンジョンのマップの難しさや、「ロスト」についても以前語りましたが、敵の“必殺技”という意味でも、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」よりも難しく、子どもには本当にハードなRPGでした。

 「くびはね」は簡単に言えば、クリティカルヒット。とはいっても、ダメージが多くなるのではなく、HPがどんなに高くても、「くびをはねられた」という表記が出て一撃で即死します。「くびはね」を使う敵で印象的なのは、ボーパルバニー。弱いし、見た目も普通のうさぎなんですけど、団体で現れて、先制攻撃で「くびはね」をやってくる。なかなか厄介でした。

 もう1つ、「エナジードレイン」を挙げました。これは、せっかく上げたレベルを下げられてしまうというもの。しかも、一時的なものではなく、戦闘後もその下げられたレベルで物語を進めなければいけない。しかも、1回で1~4くらい減ってしまい、それが繰り返されてとんでもないくらい下げられる可能性がある。レベルを上げるには、また経験値を貯めなおさないといけないんです。これを使ってくるバンパイアロードは、普通に攻撃や魔法も強かったので、本当に嫌でしたね。

 「くびはね」のように即死するものではないんですけど、真綿でじわじわと締められるような感じで、プレーヤーのやる気を“死”へ誘う。これに関してはやられたらリセットでしたが、ファミコンの「ウィザードリィ」は戦闘が終わったり、キャラがロストした瞬間オートセーブされるため、非常に高い緊張感をもってやっていました。

■ドラゴンクエストIV 導かれし者たち(1990年/エニックス)
エスターク「いてつくはどう」

 これも即死ではないんですけど、プレイヤーを精神的にも追い詰めるという意味で選びました。エスタークは攻撃力が高く、2回攻撃をしてくる。しかも打撃もさることながら、「こごえる吹雪」もグループ全体に結構なダメージ与えてくる。なので、味方の守備力をあげる「スカラ」「スクルト」は必須。あと味方の攻撃力を上げる「バイキルト」も戦闘を有利に進めるために必要なものでした。

 でも「いてつくはどう」は、こうした補助魔法の効果を一瞬で無効化する。守備力を上げて、ダメージを最小限にしていたのに、元に戻ってまた、大きなダメージをくらってしまう。

 戦いの序盤で、補助魔法を使って戦闘の準備をすると思うんですけど、それを無効化されると、ダメージの数字以上に心を折られましたね。そういったことも乗り越えて、パーティーの味方が死んでいくなか、ギリギリで倒した記憶があります。

→次回は「“メモりミスで絶望”もいい思い出…ファミコン面白パスワード集」