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LINE MUSIC、広告なしフル再生の独自フリーミアムモデル導入

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2020年の大型リニューアルの第1弾を発表

 LINE MUSICは1月20日、2020年の大型リニューアルの第1弾として、無料ユーザーでも全楽曲のフル再生が可能となる斬新な独自フリーミアムモデルを同日よりスタートしたことを発表した。これにより、決済情報などを未登録の無料ユーザーでも、「LINE MUSIC」アプリ上で約5900万以上の楽曲・10万本以上のMVをそれぞれ月1回までフル再生できる仕様となった。

【写真】「LINE CONFERENCE 2019」に登壇したLINE MUSIC代表取締役社長・舛田淳氏

 累計ダウンロード数3200万を超える音楽ストリーミングサービス「LINE MUSIC」。これまでも、LINE上でのLINE MUSIC経由の楽曲シェアはもちろん、LINEプロフィールに楽曲を設定できる「プロフィール BGM」や、、お気に入りの30秒をプロフィールBGM設定できる「My BGM」相手に聴こえる呼出音を設定できる「LINE 着うた(R)」など、音楽との接触ポイントとコミュニケーションを融合させる様々な取り組みを積極的に行ってきた。今回の新型フリーミアムモデル導入は、それらとは次元の異なる意欲的なものといえる。

 既存サービスでは最大30秒の試聴のみだった無料ユーザーでも、5900万以上の全配信楽曲(ダウンロード購入限定曲を除く)と10万本以上のMVなど公式映像コンテンツを、広告なしフル再生することが可能となる。具体的には、30秒以上再生された楽曲は、翌月1日の午前0時に「リフレッシュ」されるまで、2回目以降は30秒の試聴サイズでのアクセスとなる。

 無料ユーザーがフルサイズで楽しめるのは、各楽曲・MVにつき月に1回ずつ。それでも「広告なし・登録なし・無料・全楽曲/MVのオンデマンド・ストリーミングでのフル再生」を展開する音楽サービスは、当然ながら今回のLINE MUSICが日本初・業界初の取り組みとなる。

 注目すべきは、広告なしフリーミアムモデルであるにも関わらず、再生に伴う対価については、あくまで通常どおり各権利者に支払われる体制である点。サブスク型音楽サービスを直接体験し、その利便性を体感する機会を広く提供することで、より多くのユーザーが、洋邦・新旧問わず新しい音楽と出会うための入口となる。そうした確固たる理念を感じさせるとともに、無許諾音楽アプリの蔓延する現状への有効なカウンターたり得る英断とも呼べるだろう。2020年夏頃には、AI技術を活用したより精度の高いレコメンド機能の追加や、さらなるユーザーインターフェイス改善なども予定されている。

 月に1回のフル再生では物足りなくなったユーザーを、いかにスムーズに有料ゾーンへとコンバートさせることができるか。LINE MUSICの果敢なチャレンジと手腕に引き続き注目したい。