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『アナと雪の女王2』監督&プロデューサーインタビュー(1)なぜ舞台は“秋”に…?

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『アナと雪の女王2』監督を務めるジェニファー・リー、クリス・バック、プロデューサーのピーター・デル・ヴェッコ (C)2019 Disney. All Rights Reserved.KaoriSuzuki

 ディズニー映画最新作『アナと雪の女王2』がいよいよ22日に日米同時公開される。日本歴代興行収入第3位、255億円の大ヒット作の続編となる今回のキャッチコピーは「なぜ、エルサに力は与えられたのか―。」。まだまだ謎に包まれた物語の秘密を探るべく、ORICON NEWSでは米・ロサンゼルスにあるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオにて、監督を務めるジェニファー・リー、クリス・バック、プロデューサーのピーター・デル・ヴェッコにインタビューを敢行した。

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 前回、真夏からエルサの魔法によって真冬になってしまったアレンデール王国。舞台を3年後に移した今作の季節は“秋”。アレンデール王国の人々とすっかり打ち解けたエルサは、女王として平和な日々を過ごしていた。だがある日、彼女は自分を呼ぶ“不思議な歌声”に導かれ、妹のアナ、クリストフ、オラフ、スヴェンら仲間とともに自分の持つ力の秘密を解き明かすべく、アレンデール王国を越えて新なる冒険、壮大なミステリーの扉を開ける。

 今回、訪れたディズニー・スタジオは『アナ雪』の新しい世界観であるオレンジや赤、黄色の紅葉が美しく彩られたオブジェやコンセプトアートの数々が装飾されていた。制作スタッフへの取材では、キャラクターが埋もれないように背景のすべてを丹念に作り上げ、地面の色にまでこだわり、アレンデール王国の町並みは前作からすべて今作の“秋”の世界観に合うように色を塗り替えたという。

 しかし、エルサの魔法といえば、雪や氷。“寒色”の世界が中心だった。今作は“暖色”である秋が舞台となった理由についてジェニファーはこう語る。「秋というのは変化をもたらす季節です。愛、そして恐れ、それは対極にあるようですが、この作品では、アナとエルサの愛情、そして畏(おそ)れや恐怖が“変化”へと向かってゆく。すべてが変化していく秋という季節が、キャラクターたちの“変化”を象徴するのです。そして秋が持つ色の美しさが、エルサのパワーや存在に非常にいい相乗効果をもたらすと思いました」。

 日本でいえば秋はどこか“哀愁”を感じさせる季節でもある。少し物語自体も“暗い”ものになってしまうのでは…という率直な心配に、クリスは「大事なのは“おとぎ話”であること。モデルとなったノルウエーの自然の美しさ、色の美しさを反映した作品になっています。キャラクターの構成もすごくユーモラスなものになっていることに加え、秋の美しさが温かい色合いで表現されています。そしてまだ、見せていないエルサの氷や雪の部分があるのでそこも楽しみにして」と、前作の王国やそれを取り巻く自然の美しい世界観、エルサの雪の魔法がパワーアップすることも強調。その話しぶりに新作への期待が高まった。