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J.J.エイブラムス監督、『スター・ウォーズ』史上最高傑作を約束

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映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日公開)のプレゼンテーションが行われた=『D23 Expo 2019』(C)201 9 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved

 米カリフォルニア州アナハイムで開催中のディズニーファンの世界的祭典『D23 Expo2019』で現地時間24日、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のプレゼンテーションが行われた。42年の歴史を締めくくる“完結編”に向けて、ファン約7000人で埋め尽くされた会場は大きな熱気と興奮に包まれた。

【画像】解禁されたUS版ポスター

 ディズニー、ディズニー・アニメーション、ピクサー、マーベル、ルーカス・フィルムの新作を紹介するショーケース。先陣を切ったのが、ルーカス・フィルムの『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(原題:『Star Wars: The Rise of Skywalker』)だった。

 司会を務めたウォルト・ディズニー・スタジオのアラン・ホルン会長から「『スター・ウォーズ』のヨーダに当たる存在」と紹介された、ルーカス・フィルムのキャスリーン・ケネディ社長と、『フォースの覚醒』(15年)、『スカイウォーカーの夜明け』(19年)の監督を務めるJ.J.エイブラムスが一緒にステージに登場。

 ケネディ社長は「今日は、このサーガの完結についてお話ししますが、その前に私の左にいるこの人について話したいと思います」と切り出し、「私は彼が15歳くらいだった時から知っています。彼が映画を作り始めた頃からです。彼がこのシリーズに関わってくれて、すばらしい仕事をしてくれたことを、本当にうれしく思います」と、「スター・ウォーズ」の新たな3部作をスタートさせて、終わらせることになったエイブラムス監督を全面的に肯定。

 「彼自身が『スター・ウォーズ』の大ファンだったことも大きいですね。彼は、この体験自体をとてもアメージングなものにしてくれました。それは映画からも伝わってくると思います」と、最新作に自信をのぞかせた。

 これを受けてエイブラムス監督も「キャスリーンが僕を雇ってくれたことを本当に感謝しています」と返し、「40年続いたサーガの完結を祝福するのは、最高の気分です」とアピール。そして、キャストを呼び込んだ。

 主人公レイを演じたデイジー・リドリー、レイを支えるフィン役のジョン・ボイエガ、ポー・ダメロン役のオスカー・アイザック、チューバッカを演じるヨーナス・スアタモ、ローズ役のケリー・マリ―・トランら、前の2作品に出演したキャスト。本作に初登場するナオミ・アッキー、ケリー・ラッセルが続き、R2-D2、BB-8、本作から新たに登場するD-Oら人気ドロイドも所定の位置へ。

 そして、C-3POを演じるアンソニー・ダニエルズと、ランド・カルリジアンとして再びスクリーンに帰ってくるビリー・ディー・ウィリアムズが最後に登場した。

 口火を切ったのはジョン。「たった4年前、僕らはあなたたちとここ(『D23Expo2015』)で、このジャーニーの始まりについて語ったのに、あと数ヶ月でスカイウォーカーの終わりが来るなんて、信じられませんよね。でも、これは本当にスゴいことですよ」と、彼自身が一番興奮しているようにも見えた。

 デイジーも同じ気持ちのようで、「私たちはここ数年の間に本当のファミリーみたいになりました。一緒にこれらの映画を作ってきたのです。あと数ヶ月で『The Rise of Skywalker』が公開されるなんて信じられません」と笑顔を見せていた。

 続いて、ケリーが演じる新キャラクターの劇中写真公開されると、斬新な見た目に驚きの声が漏れた。「私の息子がクールだと思うことをやらせてもらえて素敵でした。あの衣装がすごく気に入って、最初の2日くらい、私はあれを脱がなかったんですよ。あなたたちに観ていただくのが待ちきれません。彼女はちょっと怪しげなキャラクター。犯罪人、悪い人で、ポーとつながりのある人です」と自己紹介した。

 同じく新キャラクター・ジャナを演じるナオミは内容には一切触れず、「こんな大勢のファンに囲まれているのは、最高の気分です。ファンの人々は、私を最初から大歓迎してくれました。キャスト、クルーも。ここにいることは、至福という言葉を超えています」と、大興奮。

 対照的に旧三部作以来の出演となるビリーは「僕はこのキャラクター(ランド・カルリジアンのこと)をよく知っているんですよ。彼が僕を離れたことはないんでね。今回は本当に素敵な体験になりました。心からありがとう」と、再登場できたことを深く感謝した。

 アンソニーは「このストーリーが終わるというのはなかなか飲み込めないのですが、でも、すばらしい形での完結です。この終わりを皆さんは気に入ってくれると思います」と、全エピソードに唯一出演する“生きるレジェンド”のことばは、ファンに強く伝わったに違いない。

 最後に、エイブラムス監督が「この映画を語る上では、もちろん、キャリー・フィッシャーについて語らなければいけません」と、2016年12月に亡くなった、レイア役のキャリーさんを偲んだ。

 「スター・ウォーズの物語の中心にいたのは、いつもレイア姫でした。今作の製作を始めた段階で、僕は監督をやる予定ではありませんでした。そして、彼女がお亡くなりになり、僕たちは彼女の『フォースの覚醒』時の映像を探し始めました。同時に、彼女がどんな人だったのかをもっとはっきり思い出そうとしました。

 もちろん、彼女がウィットに富んだマジカルな人だというのはよくわかっていたのですけれども、僕は彼女が書いた回想録『The Princess Diarist』をあらためて読みました。そして、そこに、僕への感謝の一言があり、『二度も私に我慢してくれてありがとう』とあったことに気づいたのです。僕はその段階で『フォースの覚醒』でしか彼女を監督していなかったのに。すごくキャリーらしいと思いました。彼女が意味したことがわかると思いました。あなたたちに、キャリーの最後のパフォーマンスをお見せすることができて、うれしいです」。

 3作目をエイブラムスが監督するに至った経緯の一つには、キャリーさんの早すぎる死もあったようだ。最後に、世界中のファンに向けたサプライズとして、ポスタービジュアル(US版)がお披露目されると、興奮したファンの盛り上がりは最高潮に。

 エイブラムス監督はプレゼンテーション後のインタビューで、以下のようにも語っていた。「フィルムメーカーとは常に最高の映画になる事を目指している。だから僕らもこの完結編がスター・ウォーズ史上最高傑作になるべく、今まさに、それに取る組んでいるんだ。そして何よりもジョージ・ルーカスが作り出したこの素晴らしいサーガの持ち味を十分に発揮できるようにしたい」と、ファンにとって“最高のフィナーレ”を用意することを約束した。

 解禁されたポスタービジュアルに描かれているのは、祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継いだカイロ・レン、伝説のジェダイ ルーク・スカイウォーカーの想いを引き継ぎフォースの力を覚醒させたレイ、そして銀河系すべての悪の根源であるシスの暗黒卿パルパティーン皇帝の3人のみ。レイは青(=ライトサイド)、カイロ・レンは赤(=ダークサイド)、それぞれのライトセーバーから強大なフォースが放たれ、光と闇の42年の歴史に決着をつける最後の戦いが始まる予感でいっぱい。

 さらに注目したいのはロゴの色の変化。これまでのロゴは『フォースの覚醒』では黒字に黄色のフチ、『最後のジェダイ』(17年)では黒字に赤色のフチだったが、今回は初めて白字に青色のフチのデザインになっている。今までも作品のテーマカラーが“光と闇”の物語に関係しており、本作の青色は一体何を意味するのか。

 不気味な微笑を浮かべるパルパティーン皇帝は、かつて、アナキン・スカイウォーカーをダークサイドに導きダース・ベイダーを誕生させたり、強大なフォースを持つルークをダークサイドに引き込もうとし、ルークとダース・ベイダーの戦いを引き起こしたりするなど、恐怖と圧政で銀河を支配していた人物。しかしダース・ベイダーがパルパティーン皇帝を裏切り、ルークをダークサイドに引き込めずデス・スターの反応炉に堕ちていったはずだが、果たしてどのように物語に絡んでるのか。“光と闇”のフォースをめぐる最後の決戦で、レイとカイロ・レンのどちらかに味方するのか? 

 終わりに向けて動き出すした『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、12月20日に全国公開される。