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リリー・フランキー、小林聡美、岡田将生ら出演 熟年離婚の危機をドラマ化

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吉田大八監督が地上波ドラマ初演出。ドラマスペシャル『離婚なふたり』(4月に2週連続放送)で共演する(左から)岡田将生、リリー・フランキー、小林聡美(C)テレビ朝日

 昨年、『第71回カンヌ国際映画祭』で最高賞パルムドールを受賞した映画『万引き家族』(是枝裕和監督)で、万引きを繰り返す一家の父親を演じたリリー・フランキーが、テレビ朝日のドラマスペシャル『離婚なふたり』(4月に2週連続 金曜 後11:15 ~ 深0:15※一部地域を除く)で主演を務めることがわかった。“離婚”という人生の一大事に直面したある熟年夫婦の物語で、離婚を決意した妻役で小林聡美、弁護士役で岡田将生が共演する。

【写真】米アカデミー賞外国語映画部門ノミネートされている『万引き家族』

 脚本は、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』や『林修の今でしょ!講座』など、同局のヒットバラエティーを生み出してきた放送作家であり、近年は『ボクの妻と結婚してください。』『天国マイレージ』(いずれも講談社)などを上梓、小説家としての評価も高い樋口卓治氏。

 監督は、2007年、長編デビュー作の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』が『カンヌ国際映画祭』の批評家週間部門に招待され、『桐島、部活やめるってよ』(13年)で『第36回日本アカデミー賞』最優秀監督賞、最優秀作品賞などに輝いた吉田大八氏。その後も、『紙の月』(14年)、『美しい星』(17年)、『羊の木』(18年)などの話題作を次々と世に送り出した監督が、ドラマスペシャルを初演出する。
 
 日本で1年間に離婚する夫婦は、約21万組。そのうち、結婚生活20年を超え、離婚に至る“熟年離婚”は年々増加。全離婚件数のうち、約20%が熟年離婚といわれている。

 ドラマの主人公は、“理想の夫婦”を描かせたらナンバーワンといわれる、売れっ子脚本家の野田隆介(リリー)。物語は、まさに夫婦のドラマを執筆中の隆介が、23年間、連れ添った妻・今日子(小林)に離婚を切り出されるところからはじまる。“夫婦とは空気のようなもの”と考えていた隆介にとって、妻からの申し出はまったくの想定外。シナリオの執筆もそっちのけで悩む隆介の前に、今日子から依頼された弁護士・堂島正義(岡田)が現れて次々と要求を突きつけ、隆介はどんどん追い込まれていく。

 『美しい星』に主演したリリーは「吉田大八監督、脚本の樋口卓治さん、そしてプロデューサーの3人が企画の段階から撮影に至るまで長い時間をかけて練り上げてくださって、とてもよい作品ができたなと思っています。ドラマを撮っても、大八さんは大八さんだなと感じました」と、再び“吉田組”に加わることができた喜びを表し、「ホームドラマとしては、とても斬新な作品。見終わった後、“変わったドラマを見たな”とお感じになると思います」と手ごたえを語っている。

 妻役の小林とは初共演だが「年齢が近いので撮影の合間、子どもの頃よく見ていたテレビ番組について、ずっと話していました。実は、ちょっとした小松政夫さんのマネとか、昔のテレビ番組へのオマージュを、自分にしかわからない形でこっそりこの作品に織り込みました」とリリー。小林も「リリーさんが織り込む“小ネタ”を見て、『またやっているな』と思っていました(笑)」と、いい感じ。

 ドラマ『昭和元禄落語心中』で落語家の名人役を演じて話題になった岡田は、本作でも共演者から絶賛の声が上がっている。「専門用語のせりふが膨大にあって大変そうでしたが、笑顔を絶やさずしっかりとこなされて、いやぁ本当にいい人ですよ、この方は!」(リリー)、「専門用語満載のせりふばかりで、本当に大変だったと思います。私にはあんなせりふ、言えないですから…! すごく落ち着いていて安定感ハンパないのに、まだ20代と聞いてビックリしちゃいました」(小林)。

 岡田自身は「吉田大八監督とはいつかお仕事をしたいと思っていたので、ご一緒する機会を与えていただき、うれしかったです。監督の演出が楽しくて、とても濃い毎日でした。(リリーと小林の)おふたりとお芝居ができて本当に楽しかったです。お二方のお芝居にそれぞれ違う空気感を感じられたのがうれしく、一緒の空間でこの夫婦を見ることができてよかったなと感じています」と話していた。

 ほかに、女性誌の副編集長・新海恵役で酒井若菜。隆介と長い付き合いのドラマプロデューサー・東山英治役で中村有志。今日子の学生時代からの友人で堂島を紹介する平山真紀役で渡辺真起子。隆介と今日子のひとり娘。名古屋の老舗鰻店に嫁ぎ、現在、臨月の妊婦・刈谷エマ役で峯岸みなみが出演する。