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矢部太郎『電波少年』危険な企画振り返る 兵士の前でネタ披露「パレスチナの方が笑った」

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映画『バンクシーを盗んだ男』ジャパンプレミア記念トークショーに出席した矢部太郎 (C)ORICON NewS inc.

 お笑いコンビ・カラテカの矢部太郎(41)が21日、都内で行われた映画『バンクシーを盗んだ男』(8月4日公開)ジャパンプレミア記念トークショーに、ライター&翻訳家の鈴木沓子氏とともに出席。世界的なアーティスト・バンクシー作品との出会いやバラエティー番組『電波少年』の思い出を振り返った。

【写真】舞台あいさつで共演した鈴木沓子氏

 同作は、正体不明の覆面カリスマグラフィティアーティスト・バンクシーと彼の絵がもたらす影響に迫るドキュメンタリー。パレスチナの紛争地区にある、パレスチナとイスラエルを分断する巨大な壁に絵を描くと、パレスチナで反感が。怒った地元住民が壁面を切り取って競売にかける様子などが描かれている。

 矢部はバンクシーとの出会いについて「青山の洋服屋に入って、お客さんが僕だけで『何か買わないと出られない』という状況になった時、手にしたのがキャップ。それを見たらバンクシーのキャップだったんです」と明かすと、鈴木は「それ、すごくレアですよね。今は作っていないと思います。初期の売れていない時に日本に来て、ギャラリーで作った物だと思います。そのキャップ、今はすごい値段になっていますよ」と説明。バンクシーの作品は数千万から1億円という高額で取引されており、矢部は「えっ! (自宅で)全然見つからなかったですよ…」と嘆いていた。

 パレスチナとイスラエルが舞台の作品で、両国とも訪れたことがあるという矢部。「2002年に壁ができる前に『電波少年』という番組で行った。パレスチナとイスラエル両方の兵士を笑わせる企画で、銃を装備した人の前でネタをやった。反応は苦笑いな感じでしたが、パレスチナの方が笑ってくれました。ネタは覚えていないです…」と告白。

 さらに「イスラエルでは『自爆テロで家族を失って…』の話を聞き、パレスチナに行くと壁に自爆テロをした人の写真が張り出されて英雄みたいだった。状況の違いは感じましたね」と生々しい状況を語った。

 最後にストリートアーティストの立場になって「どこに絵を描きたいか」と質問されると、矢部は「匿名の立場で、新宿の吉本興業の本社。真っ白に塗る」と宣言。白の理由を追及されると「白に塗ることで、『この会社、真っ白(ホワイト企業)なのかな』とか、みなさんに考えていただきたい。黒に塗る方がいいですかね? 淡いグレー? 真っ黒に塗るのはまずいですよね」と笑わせた。