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福士蒼汰、“男だらけ”撮影現場での心がけ 映画『曇天に笑う』現場レポート

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『曇天に笑う』主演の福士蒼汰 (C)映画『曇天に笑う』製作委員会(C)唐々煙/マックガーデン

 唐々煙氏の同名漫画を『踊る大捜査線』シリーズ、『亜人』の本広克行監督が実写映画化する『曇天に笑う』(来年3月21日公開)。主演の福士蒼汰をはじめ、弟役の中山優馬、古川雄輝、桐山漣らイケメンたちの共演で注目される同作の撮影現場が昨年夏、報道陣に公開された。

【写真】古川雄輝の笑顔を収めた『曇天に笑う』撮影の模様

 作品の舞台は、明治初頭の滋賀・大津。国の平和を守ることを生業とする曇天三兄弟と呼ばれる長男・天火(福士)、次男・空丸(中山)、三男・宙太郎(若山耀人)。そして、国を守る右大臣直属部隊・犲(やまいぬ)のリーダー・安倍蒼世(古川)や犲隊員たち、抜け忍で曇家の居候・金城白子(桐山漣)、忍び唯一の生き残りである風魔一族の長・風魔小太郎ら戦う男たちが多数登場し、それぞれの運命に挑んでいく。

 撮影現場の栃木を訪れたのは、真夏日。洞窟のような撮影場所が「寒い」と事前情報で聞いてはいたものの想像以上で、取材陣がコートを着込んで震えるなか、主演の福士は薄い着物に下駄を履いた姿でアクションシーンを撮影していた。もともと身体能力の高さには定評があるが、動きにくいはずの衣装にも関わらず、キレのいい立ち振る舞いを見せていた。

 天火の武器は、鉄扇という特殊なもの。相手との間合いや、空気の抵抗を受ける武器ならではの難しさもあったが、見え方も含め工夫して挑んだという。格闘技や武術を習っていることもあり、アクション監督と相談しながらシーンを作り上げていくこともあるようで、「新鮮」と満喫している様子。「空丸(優馬)とのけいこシーンは楽しかったです。アクション監督の方が、優馬は覚えがいいとおっしゃっていて。ダンスをやってきたからでしょうか。一緒にやっていても、たしかに吸収が速いので、こちらも刺激されて、頑張らなきゃという気持ちになりました」と、共演者たちからいい刺激を受けていた。

 見た目ではわからなかったが「大変なのは下駄です。例えるとすれば、フローリングの上をずっと裸足で走っている感覚です。足の親指が、痛くて痛くて。でも、やるしかない。走りにくいですし、たまに脱げることもありますが、そのまま芝居を続けるようにしています」と苦労もあった。

 作品をけん引する“座長”としては「いろいろな人たちと仲良くすること」を心がけたといい、「距離があると芝居に出てしまうと思ったので。ただ、古川さんがすごい人見知りらしく(笑)。本読みでも、顔合わせでも、常に役柄の蒼世のように、クールにスッと立っている。そこを壊していかなきゃなと思って、いろいろ話しかけたり、名指しであいさつしたりしたら、徐々に話しかけてくれるようになりました。あと、女性出演者がいない、男だらけの現場も、自分にとってはあまり経験のないことなので、大変です。女姉弟の中で育って、体育会系の縦社会でも揉まれていないので、男だらけの世界だと、自分がどういうふうにいればいいのかがわからない。でも、今回の役は距離を縮めていったほうがいいと意識しています」。

 福士の考え通り、犲を演じる古川、大東俊介、小関裕太、市川知宏、加治将樹もいい関係性が作れた様子で、「みんな仲がいい」「いい人しかいない現場」と口をそろえる。特に、福士が距離を縮めるのに頑張ったという古川は「今回は結構しゃべっている方です」と、にっこり。年上として俳優たちをまとめることも多い大東は「下は10代から上は30代まで、男だけがこんなに集まる現場はなかなかない。そういう場を用意してくれたことに、僕らは高揚しているところがあります。福士くんを筆頭に、『男がかっこいい映画を作ろうぜ』っていう空気になれている」と胸を張った。

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