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速報!!第89回全国高校野球選手権千葉大会

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  • 2007.08.09 upload

  • 逆転信じ大声援
    涙のナインに温かい拍手 市船橋敗退

 涙をこらえ肩を落としてあいさつに来たナインを、スクールカラーのライトグリーンに染まった三塁側アルプススタンドは温かい大きな拍手で迎えた。八日、甲子園で開幕した全国高校野球選手権大会に出場した本県の市船橋は、文星芸大付(栃木)に敗れ初戦突破はならなかった。勝利の校歌を聞くことはできなかったが、全力でプレーするナインの姿に応援席の声援は絶えることはなかった。

 バス十四台を連ねて来た約五百人の生徒、教員らで膨れ上がった応援席。卒業生らも大勢駆けつけ、学校が用意したライトグリーン色のメガホン、帽子、タオルの応援セット七百個がすぐなくなった。

 昨年まで同校野球部に所属していた船橋市の学生、酒井順平さん(18)は、ユニホーム姿でOB十五人と応援。「県大会は試合ごとに成長した。やる時はやってくれる」と後輩の活躍を期待していた。

 野球部員でつくる応援団が音頭を取り、ブラスバンドの演奏に合わせメガホンをたたく音と、ダンス部員の華やかな踊りで活気づく応援席。先制点を奪われ、中盤にも追加点を許す苦しい展開にも「集中、集中」「頑張れ山崎」と重苦しい雰囲気を吹き飛ばすように大きな声援が飛んだ。

 試合前「インターハイで優勝したサッカー部に続いてほしい」と話していた片山克校長(56)は「後半から何とかなる。大丈夫」。応援団長の橋本晋伍君は「打ち出したら止まらない打線で、先輩たちは必ず逆転してくれます」と白色の鉢巻きに手袋をして汗だくになりながら大声を張り上げた。

 しかし、その声援も及ばず試合終了。勝利の校歌を聞くことはできなかったが、声を枯らしながら「ありがとう」「頑張ったぞ」。ナインに温かい言葉が注がれた。

【写真】母校の勝利を願い、懸命に応援する市立船橋高校の生徒たち=8日午後、甲子園・三塁側アルプススタンド



  • 2007.08.09 upload

  • 市船橋 初戦で散る

 第89回全国高校野球選手権大会は八日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。四十九校の入場行進、開会式に続き第1日は1回戦三試合を行い、本県代表で九年ぶり五度目出場の市船橋は、栃木県代表の文星芸大付に0―5で敗れた。応援スタンドからは最後まで勝利を信じる声援が響き、県内ファンも見守ったが、初戦突破の願いは届かなかった。

 開会式後の第3試合。市船橋は二枚看板の投手力に期待がかかったが、二回に先発の山崎正貴投手が2失点。三回満塁のピンチを切り抜けたが、五回に追加点を許した。岩崎翔投手への継投も堅守が乱れ失点。打撃は7安打を放ったが、つながりを欠き、流れをつかめないまま完封負け。本県勢は二年連続で初戦敗退を喫した。

【写真】初戦0―5で敗れ引き揚げる市船橋ナイン=8日午後、甲子園球場



  • 2007.08.08 upload

  • きょう開幕、第3試合で激突
    市船橋−文星芸大付


◆本番はもっと大声で
 本県代表の市船橋ナインも本番同様に甲子園の土を踏みしめるように元気よく行進した。

 県大会と同じく伊藤清孝の「イチ、イチ、イチ、ニー」の掛け声に合わせて18番目に登場。県大会優勝旗を持った野田和宏主将を先頭に、リラックスした様子で他校のナインたちと外野に整列し、開会式の流れを確認した。

 野田は先導するプラカード嬢との距離が遠くなったことを反省。「いつもテレビで見ていた風景が目の前に広がって不思議な感じがした。緊張はしなかったが、いよいよ始まるんだと実感した」。伊藤は「(行進は)気持ちよかった。本番はもっと大きな声を出してみんなの足がそろうようにしたい」と開幕が待ち遠しいようだった。

 ナインはこの後、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場で約2時間、文星芸大付(栃木)との初戦に向け最終調整を行った。

◆桜内剛監督  対談  高橋薫監督
継投で抑え接戦にしたい 桜内
投手中心の守りのチーム 高橋

 本県代表の市船橋は、大会第1日の第3試合で栃木県代表の文星芸大付と対戦する。決戦を前に市船橋の桜内剛監督と文星芸大付の高橋薫監督に意気込みなどを聞いた。
 ―チーム状態は
 市船橋・桜内剛監督 慌ただしくここまで来たが、練習を見ていても選手たちの動きはよく、疲れも取れていると感じている。
 文星芸大付・高橋薫監督 実戦から離れていて分からないが、選手1人1人は動けている。
 ―相手の印象は
 桜内監督 左ピッチャーの佐藤君が球威も制球力もいいと聞いている。佐藤君中心に小技を絡めた試合運びをしてくるチーム。
 高橋監督 雑誌を見ただけで、150キロ近い球を投げるピッチャーが2人いることしか分からない。
 ―試合展開をどのように考えているか
 桜内監督 3人のピッチャーをうまく継投して相手打線を抑えたい。チャンスは少ないと思うので接戦に持ち込みたい。
 高橋監督 うちのピッチャーが何とか市船橋の攻撃を少ない点数で抑えてくれれば。
 ―ゲームのポイントは
 桜内監督 うちの投手陣がどれだけ抑えられるかということと、うちは左バッターが多いので佐藤君をどうやって攻略していけるか。
 高橋監督 うちはピッチャー中心の守りのチームなので投手陣が踏ん張ってもらいたい。
 ―試合に向けての意気込みを
 桜内監督 開会式当日のゲームなので、喜びの中で精いっぱい県大会同様の戦いをしてもらいたい。
 高橋監督 普段どおりの野球をしてくれれば。子どもたちが甲子園でのびのびと野球を楽しんでもらえればいい。

【写真】握手を交わす市船橋・桜内監督(左)と文星芸大付・高橋監督=甲子園(上)、開会式リハーサルを終えた市船橋ナイン(中)と、野田主将とプラカードを持つ市西宮高の北村靖子さん



  • 2007.08.07 upload

  • 左想定し打撃練習
    市船橋、文星芸大付戦へ照準

 第89回全国高校野球選手権大会に出場する本県代表の市船橋は6日、大阪・大東市の龍間運動場で午後1時から約2時間、シートノックや左投手を想定した打撃練習などを行った。

 初戦で対戦する文星芸大付(栃木)は左腕エース。前日に映像を見た桜内剛監督は「大きなカーブも直球のインコースへのコントロールもいい」とケース打撃では左投手を投げさせ、打撃マシンも左投手のカーブに設定。ナインはカウントを取りに来る変化球を狙い球に、内野手の間を抜く速い打球を打ち返していた。

 岩崎翔、山崎正貴の両右腕は、ブルペンで約40球の投げ込み。山崎はクラスメートのサッカー部員が佐賀県で行われているインターハイで優勝したことに刺激を受け「自分たちも負けられない」と力が入っていた。

 主将の野田和宏は「暑さには慣れた。みんなよく足が動いているしバットも振れている」と手応えを感じ、大会初日に照準を合わせた。

◆文星芸大付 制球力ある主戦・佐藤
 文星芸大付は、投手力を主体に守りで流れをつくり、打線がつなぐチーム。

 左腕エース佐藤に右腕の菊地が控える。佐藤は43イニングスで44奪三振、失点6(自責2)で防御率0・42と制球力もよく安定。菊地も9イニングス2安打、無失点で栃木県大会6試合のうち4試合を完封勝ちした。

 チーム打率3割3分7厘。佐藤、菊地が3、4番で投打の軸だが、上下位とも単打の集中打を見せる。

【写真】守備練習で軽快な動きを見せる市船橋ナイン=龍間運動場



  • 2007.08.06 upload

  • 市船橋―文星芸大付 初日第3試合で対戦
    全国高校野球選手権大会

 兵庫県西宮市の甲子園球場で八日に開幕する第89回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が五日、大阪市北区のフェスティバルホールで行われ、本県代表の市船橋は、開会式後の大会初日第3試合(八日午後三時二十分予定)1回戦、栃木県代表の文星芸大付との対戦が決まった。

 市船橋は九年ぶり五度目の出場、文星芸大付は二年連続十度目。

 市船橋の桜内剛監督は「相手は甲子園経験者が多くピッチャーがいいようなので、簡単には打たせてくれないと思う。守って少ないチャンスをものにして千葉県代表として校歌を歌いたい」と初戦突破に意欲を見せた。市船橋は三日に大阪入り、四日に甲子園練習を終え調整している。

【写真】対戦する文星芸大付の主将と握手する市船橋の野田主将=5日午後、大阪・フェスティバルホール



  • 2007.07.30 upload

  • 市船橋 鮮やかな集中打
    4回一巡、6安打5得点

 全国高校野球選手権千葉大会最終日は29日、千葉マリンスタジアムで決勝が行われ、市船橋が木更津総合を9―1で下し優勝、9年ぶり5度目の甲子園出場を決めた。

 市船橋は四回に4連打など打者9人で5点、五回も3点を追加して優位に展開、山崎、岩崎の投手リレーで制した。

 市船橋は、これまで1996―98年の3年連続出場をはじめ、5度すべて決勝で勝利、勝負強さが際立った。

 木更津総合は投打のバランスがとれ、先行して主導権を握る展開で4年ぶり4度目の決勝進出を果たしたが、序盤に先制点が奪えず、2度目の優勝はならなかった。

 市船橋は8月8日に開幕する甲子園に出場する。抽選会は同月5日。

▽決勝(千葉マリン)

市 船 橋 000530010│9
木更津総合 000000010│1


(市)山崎、岩崎―篠崎
(木)田中、斎藤翔、古川―地引
▽三塁打 橋本(木)
▽二塁打 高橋亮、国枝(以上市)

【評】市船橋が投打に圧倒した。3回まで無安打に封じられていたが、4回に鮮やかな集中打。打者一巡で4連打を含む6長短打で5点を先制した。5回にも連打に相手失策を絡めて3点を加え、勝負の大勢を決めた。この大量リードを山崎―岩崎のリレーで1失点に抑えた。木更津総合は4回、先発の田中が突然崩れ、打線も8安打しながら1得点と、攻守に強豪校らしさを発揮できなかった。

【写真】市船橋―木更津総合 4回表市船橋1死一、三塁、山崎が先制の左前適時打を放つ=千葉マリン



  • 2007.07.30 upload

  • ギプス姿で仲間を応援
    木更津総合 前田

 1―9の最終回。木更津総合の前田章宏は気の早い涙が込み上げそうになった。「練習試合では8点差をひっくり返したことがある。今回も…」。信じる気持ちは届かずゲームセット。「もう終わっちゃったんだ」。目の前の敗戦を受け止められない。

 22日の3回戦の船橋芝山戦の六回。一塁後方へのファウルにダイビングキャッチを試みたが、捕球できずフェンスに激突。右手首が手前にぐにゃりと曲がった。右手首の複雑骨折で全治2カ月。出場できなくなった。

 今大会の打順は6番ながら主軸としてチームメートの信頼は厚かった。「調子が良かっただけに、さすがにショックだった。みんなに迷惑をかけてしまった…」

 決勝戦。五回までに8失点したが、ギプス姿で下級生を盛り立てた。「冷静に分析したり、深呼吸をさせて安心させてやろうと思った」。ベンチに戻ってくる選手には絶えず声をかけ、得意の打撃を生かし的確なアドバイスを送った。

 悔しさが残った大会。それでも、五島卓道監督が「松田のけがが痛かった。甲子園出場ならメンバーに前田のベンチ入りを考えていた」ことを試合後に聞くと、こらえられず涙があふれた。

「2年生はこの経験と悔しさを忘れないでほしい」。準優勝の銀メダルを首から下げた背番号「16」が去った。

【写真】ベンチからナインに必死に声を出す木更津総合の前田



  • 2007.07.30 upload

  • 思い知らされた勢いの怖さ
    木更津総合 田中

 木更津総合は2年生エース、田中優が先発。序盤は完ぺきな投球を見せたが、四回に市船橋の積極果敢な攻撃に沈んだ。

 無死一塁。「バントしてくると思った」。先制点のために確実に送る場面でエンドランを決められた。走者がスタートしたのを見て「三振を取ろう」。勝負にいったが、自信を持って投げたスライダーをうまく打たれ動揺した。

 4連打を含む6安打を集中され、まさかの5失点。「コントロールは悪くなかったと思う」と振り返るだけに、攻略されたショックは大きい。大事な決勝で流れ、勢いの怖さを思い知らされた。

 「先輩たちと甲子園に行きたいと思って頑張ってきた。大事なマウンドを任されたのに、力になれなくて申し訳ない」。さまざまなアドバイスをくれた3年生投手、斎藤翔太郎にいい形でつなげなかったのも悔いが残る。

 先輩との話が出るたびに涙がこみ上げる。「もうこんな悔し涙は流したくない。来年は自分が引っ張って、甲子園にいきたい」。固く誓った。

【写真】木更津総合の田中(左)は敗戦に肩を落とし、斎藤翔に抱えられる=千葉マリン



  • 2007.07.29 upload

  • 29日の結果

 



  • 2007.07.29 upload

  • 初回3失点重く…
    「疲れのせいにしたくない」 エース小島 東海大浦安

 ゲームセットの瞬間を、東海大浦安のエース小島和重はベンチで迎えた。「これで、終わりか」。とめどなく悔し涙があふれた。「自分の失点で負けた。みんなで甲子園に行きたかった」

 先発は試合当日の朝、監督に言われた。「そのつもりで準備していた」。満を持して初回のマウンドに立ったはずだった。しかし、味方の守備が乱れ、あっと言う間に先制点を献上。さらに四球から3連打を浴び失点を重ねた。「相手が打つチームと分かっていたのに、力んで直球が高めに浮いてしまった」。うつむき唇をかむ。

 二、五回にも失点。七回途中でマウンドを譲った。

 背番号「1」を背負って迎えた最後の夏。延長十四回の5回戦は成田の大会屈指の右腕に投げ勝ち完封。準々決勝でも好リリーフを見せたが、頂点に手が届きかけたところで力尽きた。「体が…」と言いかけ言い直した。「疲れのせいにはしたくない」。最後までエースのプライドを貫いた。

【写真】1回1点を失い、なおも2死一、三塁とされた東海大浦安の小島(左)に声を掛ける捕手菊地



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