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戦後日本代表する女流歌人 透明な女歌の独自世界開く 『河野愛子歌集1940―1977』河野愛子著 【故郷の本たちへ 河野良恒】(81)

 千葉日報社に入った当時、紙上の執筆者で私の知る人は、読者文芸短歌欄選者だった河野愛子さんだけだった。学生時代に評論家、村上一郎らの同人誌『無名鬼』で河野さんの短歌の幾首かを読んでいたからだ。

 河野さんは近藤芳美を中心とする短歌結社「未来」に創立同人として加わり、戦後日本の短歌シーンを代表する女流歌 ・・・

【残り 1345文字、写真 1 枚】



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郷土の人の本