望洋16年ぶり関東 | ちばとぴ ちばの耳より情報満載 千葉日報ウェブ

望洋16年ぶり関東


■無失策で主導権渡さず
 3点リードしてからが、東海大望洋の本来の姿だった。エースが淡々と投げ、バックが一つずつ確実にアウトを重ねていき勝利をつかむ。主導権を相手に渡さない試合巧者ぶりは、今大会無失策を続けるリズムの良い守りがあってこそだ。

 四回以降、ピンチらしいピンチはなかった。七回に三振併殺に仕留めるなど、三人で片付けた回が5度。マウンドに立つ長友昭憲は「後ろが心強いから、安心して打たせることができる」。相川敦志監督も「守りのスタイルができてきている。うちは長友だけで勝っているわけではないので」と、堅守の野手陣に全幅の信頼を寄せている。

 1次予選で1-0の試合を2度経験し、県大会では実力校が集中したブロックを突破。延長十三回の緊迫した空気もはねのけてきた自信が、16年ぶりの関東地区大会出場を引き寄せた。

 甲子園が期待された今夏は、4回戦で九回二死から逆転負け。長友は「あの試合で最後の1球まで気を抜いてはいけないことを教えてもらった」と話す。ナインの誰もが、先輩たちの涙を忘れていない。合言葉は『優勝』。センバツを意識するのは、その後だ。

■守備乱れ失点 市船橋
 市船橋は守備の乱れが失点につながってしまった。

 一回、投ゴロ処理をもたつき先制点を献上。三回は投内連係の息が合わずバントヒットとなり、許した走者が犠飛で生還。さらに正面のゴロを内野手が後逸し追加点を許した。ミスから試合の流れを渡してしまい、富田匠人主将は「チャンスを与えて一本打たれてしまった」と悔やんだ。

 三回には、今大会12打点目となる佐藤開の適時打で1点を返したが、勝ち越されてからは反撃ができなかった。佐藤は「絶対に“関東”に行きたい」と、第3代表決定戦に望みを託した。

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