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社説

千葉の山も人気スポット 「山の日」制定に協議会


 日々の生活と文化に結びついた山の恵みに感謝するとともに、美しく豊かな自然を守り、育て、次世代に引き継ごう(『山の日』制定アピールより抜粋)-。県有林の保全や県民の健康増進に役立つエコツーリズム促進などの立場から「『ちばの山の日』を制定しよう」と呼びかけた本欄の論説と連動するように、日本山岳会を中心とする『山の日』制定へ向けた取り組みが大きく動き出した。

 日本山岳会は先月、「他の山岳4団体と制定協議会を発足させた」と発表した。発足させたのは「日本山岳協会」(日山協)、「日本勤労者山岳連盟」(労山)、「日本山岳会」、「日本山岳ガイド協会」、「日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト」の5団体。

 それぞれ会員同士の親睦(しんぼく)や山岳ガイドの養成など、通常は別の目的で活動しているが、今後は連携して活動することで国民の祝日としての「山の日」制定に向けた活動基盤がより強固になったわけだ。「日山協」は文部科学省から認可を受けた公益法人として山岳行政の一端を担っているため、協議会と行政との調整役としても期待されている。登山にかかわる国内の主な団体を網羅した形になった。

 協議会によると、山の日は6~8月の夏山シーズンを想定しており、機運を盛り上げながら特定の日付を選び、2013年度までに指定したい考えだ。すでに各団体の都道府県支部を通じてPR用のパンフレット約10万枚を全国配布した。

 国内の登山人口は約100万人とも言われ、夏場の富士山には約40万人。高尾山には年間250万人が訪れている。

 本県の鋸山も最近は女性に人気のスポットとして注目され、今後は、こうした山歩き愛好者の力をどのように結集していくかが「山の日」制定実現に向けたカギとなるだろう。

 山の森が海を育てる-という言葉がある。もともと漁師から出た言葉だ。森と海の生物とのつながりを生態系としてとらえたものだ。海に囲まれた千葉県だからこそ、山を守り、豊かな海を孫子の代まで残さねばならない。

 県は2003年5月、「多様な生きものの宝庫でもある里山を保全する」として全国では初めて制定施行した。その意義をもう一度考えてみよう。

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