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社説

日ごろの接遇態度大切 千葉国体まで300日切る


 来年秋開催のゆめ半島千葉国体、ゆめ半島千葉大会の国体開会式まで300日を切り、県国体局は、県民挙げての大会を盛り上げようと準備を急いでいる。県民への浸透を図ろうと、PRに最大の力を注いでいるが、来県する選手・役員、応援団を迎えるコンセプトである「おもてなしの心」も、当然のことながら付け刃では醸成できないことを指摘したい。

両大会のマスコット人形の「チーバくん」のみの人気が若い女性を中心に先行し、両大会開催の意識が希薄-と一時懸念されていた。しかし、ここにきてシール40万枚を県内小学校に、会場市町村別競技一覧などをプリントしたクリアファイル20万枚を県内中学校に配布するなど啓発に努めている。競技会場となる市町村をリレーするカウントボードもこのほど、茂原市に到着し、来年1月5日には白子町に引き継がれる。

歓迎する心情を「おもてなしの心」としている大会だが、観光立県である本県民にとってこれは平常心につながるものではないかと考える。特別なことではない。笑顔を中心に来県者に不快感を与えないことではないのか。

9月25日、先催のトキめき新潟国体の開会式視察のため新潟市を訪問した。わずか1日の滞在ではあったが、タクシーに乗車し、飲食店に入店。会場周辺の人々に接して感じられたことは、いずれも“自然体”であったことだ。

ふだん観光客を中心に来県者を迎えた時の普通の笑顔がそこにはあふれていた。さまざまに質問されたことにも的確に答えていたのが印象的だった。

どこの県で開催しても大歓迎ムードと、もてなし攻めだった1巡目の国体。しかし、2巡目となっている昨今の国体は、国内の経済状況と相まって予算額も厳しい制約のなかで簡素な開催が主流となってきている。

とはいえ国体を契機に、千葉の風土や歴史、文化-中でも観光資源が豊富であることなども大いにPRしたいものである。それには迎える側の虚飾のない心地良い接遇の姿勢ではないだろうか。厳しい経済情勢から企業・団体からの寄付金申し込みが思わしくないなどの懸念材料もある。しかし、さらに県民への浸透を図り、歓迎の心のこもった大会に期待したい。

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