秋の気配が色濃くなり、朝晩は少し肌寒くなってきた。熱つ熱つの鍋にはまだちょっと早いが、タラで一杯やりたくなった。良型のオスを仕留め、美味な白子があればもう最高。仕事は多忙を極めるが、「一日ぐらいさぼってもバチは当たらん。よし、マダラ釣りに行こう」と毎年、数回は通っている福島県小名浜港の「第八昇辰丸」に電話を入れる。「十月の土、日はすでにいっぱい。平日ならまだ空きがある」と前川船長。「釣れている証(あかし)だ」と釣行を決めた。
集合は午前四時。九人の客が集まり、釣り座の抽選をして出航。釣り歴四十五年の大ベテランの釣友、中村さんが右舷大ドモに陣を張る。当方は左隣。船内に用意されているサンマの切り身を仕掛けのハリに付け、準備OK。
二時間ほどでポイントの塩屋崎沖に到着。船長のブザー音でトモから順番に仕掛けを投入。イトフケを取り、底ぎりぎりのタナで待っていたら、「クン、クン、ググン」の当たり。右隣の中村さんのサオ先も「ガン、ガン、ガガン」。今にもサオが折れそうな荒々しい引き込み。当方の引きに「型が小さいね。ドンコ? でも付いているのかな…」。大ベテランの嫌みがタラ、タラ。
船長の「プー」の合図で一斉に巻き上げ。あちこちで大型電動リールが「ギューン、ギューン」と悲鳴をあげている。が、当方のは「キュッ、キュッ」と規則的に巻かれている。「やはりドンコか…」と唇をかんだ。
船中のあちこちでダブル、トリプルと取りこまれる三キロから五キロの良型マダラ。当方のはドンコではなく、小さなスケソウダラが下バリに一匹ポツン。...
「第八昇辰丸」(電話024-692-4416)は、常磐道「いわき勿来IC」または「湯本IC」から十五分ほど。小名浜港第一埠頭。
館山湾 カワハギ急上昇
洲崎沖 スルメ好乗り
大原沖 ヒラメ快調.
金谷沖のアジ束釣り
鹿嶋沖 エビタイ上向く
ハナダイ食い活発
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