■千葉自慢
温暖な気候と豊かな自然に恵まれた千葉県は、食べ物の宝庫です。農産物をはじめ、畜産物、水産物、林産物と、どれをとっても自慢のできるおいしい食材が、たくさん収穫されています。
農業産出額は、平成6年以降北海道に次いで全国第2位です。特に、野菜の産出額は、昭和37年以降全国第1位を誇っています。産出額の多い、大根・ねぎ・にんじんなどの野菜は、東葛飾・印旛地域や、北東部の海匝・香取地域で栽培されています。特産物のさつまいもや落花生などは、印旛・香取地域で多く栽培されています。また、安房地域のびわや、東葛飾・印旛地域の梨は、甘くてとてもおいしいです。「二十世紀梨」の発祥の地が松戸市というのは有名な話です。
■隠れた逸品
千葉県には、たくさんの特産品があります。そして、各市町村にも特産品があります。東葛飾地域に位置している流山市では、「わけねぎ」を特産品としています。流山市とわけねぎの出会いは、今から58年前にさかのぼります。昭和26年ごろ、当時流山町木地区の農家が、冬の出稼ぎをなくすため、東金の極楽寺地区で栽培されていたわけねぎの苗を、分けていただいたことから始まりました。苦労と努力が実り、今では流山市と松戸市を中心に栽培されています。
わけねぎとよく似た野菜にわけぎがあります。売る側も買う側も、品種の区別がほとんどついていないのが現状です。わけねぎは、ねぎ「葉ねぎ」の一種です。わけぎはねぎと玉ねぎの交雑種です。どちらも、緑鮮やかな葉が持ち味で、名脇役として、料理を引き立ててくれます。
■栄養
長ねぎは、主に白い根の部分を食べますので、淡色野菜です。光に当たり、緑色になっているわけねぎは、緑黄色野菜になります。カロテンも多く、栄養価は高くなります。玉ねぎやニラには「アリシン(硫化アリルの一種)」という匂(にお)い成分が含まれているため、疲労回復や殺菌効果があり、風邪予防に有効です。また、この特有の香りは食欲を増進させ、食物の消化を助ける働きもあります。
わけねぎを、広く知ってもらおうと、料理コンテストが開かれ、アイデアいっぱいのメニューが出品されました。みそ汁や、薬味、ぬただけではなく、鍋料理などに、たっぷり入れて召しあがっていただきたい食材です。
(社)千葉県栄養士会会員 安蒜明美
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