鈴江社長(左)らの発案でビジネス街に作られた緑のトンネル=5日、千葉市美浜区
環境コンサルタントのライフ・サイエンスコンサルタンツ(佐倉市)は千葉工業大(習志野市)と共同で、駐車場などコンクリートに覆われた平面広場の立体的緑化に取り組んでいる。農業用ハウスの骨組みにアサガオなどのつる植物を繁茂させる単純な仕組み。ほかの緑化方法と比べて設置・撤去の容易さなどをアピールしているが、実用例が少ないこともあり企業からは思うような引き合いがなく、実績作りに奮闘している。
千葉市美浜区のオフィスビル、幕張テクノガーデンの屋外広場でこの夏、行き交う人たちを直射日光から守っている“緑のトンネル”は、同社の鈴江卓爾社長らの発案で作られた。冬のイルミネーションの一部として使われた長さ18メートル、幅4・5メートル、高さ3メートルの農業用ハウスの骨組みにアサガオをつたわせて日陰を作り、温度上昇を抑える効果が期待できる。試験的な取り組みとして同ビルの造園会社が施工し、運営会社が費用を負担した。
鈴江社長はかつて大手商社の子会社で緑化事業に携わった経験を生かし、3年前から平面駐車場の立体的緑化を研究。砂漠緑化などを専門とする千葉工業大の篠田裕助教らと共同で実証実験を進め、昨年9月に同社を設立した。
駐車場の緑化は芝生を敷く方法が主流だが、鈴江社長は「コンクリートをはがす手間と敷設コストは立体緑化よりはるかに高い」と指摘する。
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